「afk」とは
「afk」とは「Away From Keyboard」の頭文字をつなげたもので、「キーボードから離れている」という意味です。
キーボードから離れているって、いったいどういうこと? という方のためにさらにわかりやすく言い換えますと、「afk」は「離席中」という意味になります。
実は「afk」は、オンラインゲームなどでよく使われるネットスラングの一種なのです。
チャットをはじめとして、キーボードによる入力が必須となっているオンラインゲームやコミュニケーションツールは数多くありますが、入力者が何らかの事情でキーボードの前を離れている状態を表すために「afk」は使われます。
「afk」の人はキーボードの前にいないわけですから、もし何か呼びかけられても、すぐに反応することはできません。だから、「離席中」の意味になるわけですね。
なお、英文の略ということもあり、基本的には英語圏のチャットで使われるスラングですが、日本人同士の日本語によるチャットでも「afk」は使用されることがあります。それだけ広く使われている表現だということですね。
スマホでも「afk」は通じる?
物理的なキーボードが存在しないスマートフォンやタブレットでも「afk」は使っていいの? と、気になった方もいらっしゃると思います。
結論から言いますと、スマホやタブレットのようなデバイスでも「afk」はちゃんと意味が通じます。「afk」自体は「キーボードから離れている」の略ですが、その状況が示す「離席中」というニュアンスのほうが広く普及しているからですね。
同じ理由によって、キーボードをあまり使用しないタイプのゲームやコミュニケーションツールでも、「afk」は問題なく使うことができます。
「afk」の具体的な使用例
では、「afk」の具体的な使い方をご紹介しましょう。
He's afk.(あいつなら席を外してる)
What? We need him right now!(なんだって? 今すぐあいつが必要なのに!)
最後の例文は日本語の例ですね。「afk」の3文字だけでも失礼にはなりませんが、理由を伝えたり、おおよその離席時間などを添えておけば丁寧な印象になります。なお、「afk」は大文字でも小文字でも大丈夫です。
また、本人にそのつもりがなくても、呼びかけに応答がなかったり、一定時間アクティビティがない人は「あいつはafkだ」と認識されてしまうことがあります。
できるだけ周囲に迷惑をかけないよう、離席の際は自発的に「AFK(離席します)」が書けるようになるとスマートですね。
戻ったときは「I'm back!(今戻りました!)」と、戻ってきたことを忘れずに報告しましょう。
「afk」と「brb」
「afk」に意味が似ている略語として「brb」があります。
「brb」は「Be Right Back」の略で、「すぐ戻る」の意味になります。
どちらも「離席」の意味になりますが、「brb」は「afk」に比べてはるかに早い時間で「すぐ」戻ってくるというニュアンスが特徴的です。
具体的な使い分けとしては、コンビニに飲み物を買いに行きたいので、しばらく返事ができない時は「afk」。キッチンに飲み物を取りに行くので、ちょっと目を離すだけの時は「brb」、というイメージで覚えるといいでしょう。
なお、「brb」も大文字小文字、どちらを使っても問題ありません。
まとめ
ネットスラングの多くは、長い文章が極端に短縮されていたり、その界隈でしか通用しないような用語が使われたりしているため、初めて目にする人は戸惑いを覚えるかもしれません。
しかし、その意味を覚えて実際に自分で使ってみると、とても便利な表現方法だということが実感できるはずです。
もしあなたが「afkって何?」と聞かれたら、そんなことも知らないのかという態度を取ったりせずに、丁寧に意味を教えてあげましょう。スラングこみでチャットを使いこなせるようになると、メンバーとの連絡や意思疎通が円滑になり、コミュニケーションの幅を大きく広げることができるからです。
「afk」をはじめとして、さまざまなスラングを使いこなし、世界中の人たちと楽しく交流しましょう!