「おめ」とは?
「おめ」を漢字で書くと「御目(おめ)」です。「目」の尊敬語、または「見ること」の尊敬語で、「お目に触れる」「お目が高い」「お目に適う」 などといった文章で使われます。
今回ご紹介するのは、ひらがなで表記される「おめ」。若者同士の会話やSNSなどで用いられる言葉で、「おめでとう」を略した言葉です。
「おめ」:使い方
「おめでとう」:意味
「おめ」を略さずに言えば「おめでとう」です。「おめでとう」は、形容詞の「おめでたい」の活用形の一つで、新年やお祝い事の際の挨拶言葉として用いられます。
「おめでたい」は「めでたい」の丁寧語。「喜ぶにふさわしい」「祝うべきである」といった個人的な喜びや、祝日などを祝う言葉です。そのほかに、皮肉として「善良で気がよすぎる」「物事の見通しが甘い」「考えが楽観的すぎる」といった意味もあります。
「おめ」:例文
- 「おめ。彼氏できたんでしょ」
- 「昨日誕生日だったんだって?たんおめ」
- 「おめあり」
- 「あけおめことよろ」
略語のため、使う相手や場面は選びますが、1のように、「おめ」は「おめでとう」と同様に使うことができます。2〜4は、「おめ」を他の言葉の略語と組み合わせた例ですが、使い方は略す前と同じです。
【「おめ」と組み合わせた略語】
使い方の注意
「おめ」は一般的に若者達が好んで使う表現で、かなりカジュアルです。主にメールやTwitter上の挨拶として使われるフレンドリーな表現で、上司や先生など目上の人に対して使う言葉ではありません。
一般的に、略語は、かしこまった場面では失礼に当たりますので、ビジネスシーンや目上の人との会話では使わない方が賢明です。