「手を振る」とは?意味や使い方を顔文字を含めてご紹介

ネット上でよく見かける顔文字。中でも手を振る姿はよく見かけますよね。状況や送り手によって意味や意図が変わってくるばかりか、国によってはトラブルになる可能性も。今回は「手を振る」について意味や使い方を顔文字も含めてご紹介します。

目次

  1. 「手を振る」の意味
  2. 「手を振る」の使い方
  3. 「手を振る」顔文字
  4. 「手を振る」心理
  5. 「手を振る」意味:海外編

「手を振る」の意味

「彼は私に向かって大きく手を振った」という文章があるとします。このとき、彼が私に手を振った理由として考えられる主なものは、以下のようなものではないでしょうか。

  • 「こんにちは」の意味
  • 「さようなら」の意味
  • 「おーい、ここだよ」というアピール

しかし「手を振る」という行為は、実際は状況や送り手、その仕草の大小などで、もっと複雑化します。

さまざまな意味の「手を振る」

たとえば、上記の文章にセリフを追加してみましょう。

彼は私に向かって「来るな!」と叫びながら大きく手を振った。

この場合、手を振る行為の意図は「制止」です。また、文中には記述されていませんが、片手ではなく両手で手を振っている光景が思い浮かびませんか?

では今度は、仕草を変えてみましょう。
彼は顔の前で小さく手を振った。

この場合の意図は限定できませんが、「いやいや」と謙遜したのかもしれませんし、飛んでいる虫を追い払ったのかもしれません。

このように、「手を振る」行為はさまざまな意図をもって行われます。日常生活のなかでは、自然とその意味を状況や相手の表情から読み取ることができるでしょうが、文章の場合は文脈から察する必要があります。

「手を振る」の使い方

  • 別れ際に小さく手を振り、彼女は門をくぐって行った。
  • 遠くにクラスメートの姿を見つけて、大きく手を振る。
  • 彼女は恥ずかしそうに顔の前で手を振った。
  • 彼は大きく目を見開いて、「とんでもない」と手を振った。
  • 私が顔の前で手を振っても、彼は恍惚として何の反応も見せなかった。
  • 隊長が手を振り下ろしたのを合図に、隊員たちはビルへ突入して行った。

「手を振る」顔文字

インターネット上でよく見る顔文字。中でも手を振る姿はよく見かけますよね。以下に、その主なものを紹介します。

顔文字の例

手を振る姿を現す顔文字には、次のようなものがあります。「ノ」の部分が手を表しています。「"」や「~」はマンガやアニメによく見られる、揺れの表現です。「ノシ」についてはリンク先で詳しく解説しています。

  • (* ̄▽ ̄)ノ~~ 
  • (・ω・)ノシ
  • ヾ(゚Д゚)ノ゙

「手を振る」顔文字の意味

手を振っている顔文字の意味は、挨拶かアピールがほとんどです。手を振っているというよりは手をあげているという感覚で、挙手の意味で使われることもあります。その場合は質問や意見もセットで書かれるでしょう。以下に主な意味を記載します。

  • よろしく、こんにちはさようなら
  • アピール、見てほしい
  • 挙手

「手を振る」心理

リアルでもネット上でも、単なる挨拶として手を振っている人は多いです。単なる挨拶ならば深い意味はありませんが、場合によって「手を振る」には、もう少し深い心理が潜んでいることもあるようです。

仲良くなりたい

手のひらを相手に向ける行為は信頼を表しています。なので、手のひらを相手に向けて手を振るということは相手を信頼している、もっと仲良くなりたいというメッセージという可能性もあります。

誰にでも手を振る人がいる一方で、好意を抱いている人にしか手を振らない人もいます。リアル世界で手を振られたら、好感を持たれているのかもしれません。

アピール

人込みで手を振るのは自分がいる場所を知らせるため、気が付いてほしいからですよね。この意識が残っているのか、無意識にアピールの気持ちから手を振っている人もいます。

もちろん、意識的に可愛く見せるために手を振る人もいます。恋愛がらみであれば、アピールの可能性もあるでしょう。

「手を振る」意味:海外編

日本では挨拶としてなじみのある手を振る習慣ですが、国によってはその意味がまるで異なることもあります。海外の人に手を振る場合には気を付けた方が良いでしょう。代表的なものをいくつか紹介します。

アメリカ

アメリカでは人を呼ぶときに手を振ることがあります。日本でも「おーい!」とか「こっちだよー!」といった感じに使うことがありますね。

アメリカでは飲食店などで店員を呼ぶときなどに使います。目を見て、手を振ることが来てほしいという意味の合図になります。大きな特徴は声を出さないこと。アメリカではレストランで声を出すのは雰囲気が壊れるのでマナー違反なのです。

また、恋人同士が手を振る場合、「お別れ」という意味のこともあります。デートの最後に手を振られたら、これっきりで脈なしです。

イタリア

顔の前で手を振る動作は、イタリアやその近隣国では軽蔑や侮辱の意味で使われます。日本では「結構です」や「いりません」といった意味ですが、ヨーロッパで使うと大変なことになります。

意味合いとしては「頭が変」、「いかれてる」に近い感覚です。馬鹿にする意図や喧嘩を売る意図がないなら、トラブルの元なので使わない方がいいでしょう。

韓国

韓国では犬を呼ぶために手を振ることがあります。ここで一つ注意が必要なのは、中国同様に韓国では犬は人間より下の生き物と思われているという点です。

つまり、人間相手に手を振ると、人間より劣った犬程度のやつと軽蔑していると思われる可能性があるということです。

なお、韓国は犬を食べる文化がある国です。他にこの文化があるのは中国、ベトナムなど一部の国だけ。近年は犬もペットという感覚に変わりつつあるようですので、いつか手を振ることの意味が変わるかもしれませんが、ひとまずはトラブルの元なので使用は控えた方が良いでしょう。

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