「同義」とは?意味や使い方をご紹介

「同義」の意味を考えると、辞書で言葉の意味を調べる時に出てくる言葉いう印象があると思われます。使い方についてあまりよく考えたことがないという方も多いでしょう。「同義」の意味や使い方について、例文や語句とのつながりを考えて詳しく説明します。

目次

  1. 「同義」の意味とは?
  2. 「同義語」の意味についての注意
  3. 「同義」と「同意」の関係
  4. 「同義」の類語

「同義」の意味とは?

「同義」の意味は、「同じ意味」です。「同」は「二つ以上のものについて比較すると、違いが認められないと判断できること」という意味で、「義」は「言葉の意味」です。

【使用例】

  • 「希望」と「願望」は同義だ。
  • 「本」は「書籍」の同義語にあたる。

「同義語」の意味についての注意

「同義語」は同じ意味を表す語句ですが、言葉同士は同義語の関係であっても、全て同じ意味を持っているというわけではありません。

例として、「名作」と「傑作」を挙げます。この2つの言葉にはそれぞれ「多くの人に認められた名高い作品」、「優れた出来映えの作品」という同じような意味が見られます。優れた文学や美術など、作品の出来を誉める言葉です。

【使用例】

  • 『屋根裏の散歩者』は傑作として知られている。
  • 『モナリザ』はレオナルド・ダヴィンチの名作です。

一方で「傑作」には他の意味もあります。「人の言動や行動などが、風変わりでとても面白いことや、そのような様子」という意味です。「名作」にはそのような意味はありません。

【使用例】
  • 彼の言ったことについて、「それは傑作だ」と先生が笑っていた

同じ意味を表す言葉でも、全ての意味が一致する例を探すのは難しいかもしれません。「同義語」とは、「部分的にでも同じ意味を持つ語」と考えた方がよいと思われます。前後の文脈や付く語句によって同じ意味になっても、使い方に違いがあると他の意味を持つこともあると頭に入れておくといいでしょう。

「同義」と「同意」の関係

「同義」と同義の言葉は「同意」で、「同じ意味」を表します。両方の語句の後に「語」という言葉を付けて、「同義語」や「同意語」という使い方をします。

これら2つは「言葉の形(発音や表記)に違いはあるけれども、同じ意味となる語句」という意味です。

「同義」の類語

「同義」の類語として、複数の言葉を比べて意味が似ていることを表す「類義」があります。「類義語」と使う例もあります。それぞれの言葉に違いはあっても、あまり意識しないで同じように使われる語という印象があります。

【使用例】

  • 「美しい」と「綺麗」は類義の言葉です。
  • 類義語として、「焼く」と「燃やす」が挙げられます。


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