「興味」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「興味」は面白そうと心惹かれることを表します。時々、「関心」や「好奇心」などの類語と混同されることの多い言葉です。大まかな意味合いは同じなので使い分けが難しいですよね。ここでは「興味」の意味や使い方、類語などをご紹介します。

目次

  1. 興味とは?
  2. 興味の使い方
  3. 興味の例文
  4. 興味の類語
  5. 興味の英訳

興味とは?

「興味」とは面白いと思って心惹かれることや面白いと感じさせるおもむきのことです。「なんか楽しそうだな」とか「やってみたい」という気持ちが「興味」です。

「興味」のポイントは気持ちです。「興」の字は「余興」や「興奮」に使われますよね。楽しいこと、わくわくすることを表します。元々はお祭りのお神輿を指していて、心が高鳴ることを表していたそうです。

取り組んでいる時に心が高鳴ること、心が喜ぶことが「興味」です。

興味の使い方

「興味」には「ある」「引く」「持つ」「わく」「示す」などの動詞を使います。動詞以外では、強い興味があることを「興味深い」といいます。

四字熟語で使われることも多くあります。たとえば、面白いかどうかだけを重視し、深い考えがないことを「興味本位」といいます。「興味津々」は次々と興味がわいて尽きないという意味です。

興味の例文

  • 深い考えがあったわけではなく、ただ興味があることをしていたら今の仕事についていた。
  • それまではつまらなそうな顔をしていたが、過去の恋愛話になると興味を示した。
  • 「答えたくなかったら無理しなくていいですよ。ただの興味本位の質問なので。」
  • 「なぜ被害者はこんなメッセージを書き残したのだろうね。実に興味深い。」

興味の類語

関心

「関心」とは心惹かれた対象に注意を払うことです。ポイントは理性的なところです。「興味」は自分の意志とは関係ない気持ちの問題でしたが、「関心」は自分の意志で向けたり向けなかったりできます。

また、つらいことや悲しいことに「興味」を持つのは難しいですが、「関心」を持つことは比較的たやすいですよね。内戦や難民に「関心」を向ける人もいるわけです。「関心」は感情的にニュートラルなのです。

「関」の字は「関所」の「関」、つまり「門」です。「門」は自由に閉じたり開いたりできますね。「心」は気持ちも表しますが、「考え」という意味もあります。思考の門を開いて注意を払う、これが「関心」です。

好奇心

好奇心」はどんなことでも知りたい、やってみたいという気持ちです。「奇」とは珍しいもの、不思議なものです。それを好む心が「好奇心」です。理屈抜きで心惹かれるのです。

「好奇心」のある人は、良いことであれ、悪いことであれ、知らないことを知ろうとします。そこに区別はありません。不謹慎なことでもつらいことでも知ろうとするので、不快感をあおることもあります。ここが「興味」との違いかもしれませんね。

子供や赤ちゃんについて「好奇心」が強いといわれます。子供にとっては身の回りにあるものは全て馴染みのない、不思議なものです。よくわからないから知ろうとする、これが「好奇心」です。大人はもう珍しいと感じないから気にも留めません。知れば知るだけ、当たり前が増えれば増えるだけ、「好奇心」は失われていくのかもしれませんね。

興味の英訳

「興味」は英語で「interest」です。「興味」だけでなく、「関心」という意味もあります。「興味深い」という意味の「interesting」の方が有名かもしれません。「興味がある」なら、「be interested in」です。学生時代に暗記した人も多いでしょう。

「好奇心」は「curiosity」です。これもまた、「好奇心が強い」という意味の「curious」がより有名ですね。

 

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