「ががが」とは?
「ががが」は、様々な意味でいろいろな使い方をされているため、今回は、ひらがな表記の「ががが」と、カタカナ表記の「ガガガ」、アルファベット表記の「GAGAGA」を合わせて取り上げます。
- SNSに書かれる「ががが」:感嘆詞として使用されるネットスラング
- ガガガ文庫:小学館から刊行されているライトノベルのレーベル
- ガガガSP:日本のアーティスト
また、「ががが」というタイトルの作品(一部や略称も含む)には、次のようなものがあります。
- 『GAGAGA』:SDN48の楽曲名
- 「ガガガ」:アニメ『勇者王ガオガイガー』の略称
- 『トクサツガガガ』:漫画、ドラマのタイトル
- 『ガガガガガガガ』:ゴールデンボンバーの楽曲
SNSに書かれる「ががが」
「ががが」は感嘆を表すネットスラング
TwitterなどのSNSなどで見かける「ががが」という記述は、驚きや感動など強い感情を表す時に、もともと使用している「が」を重ねて感嘆詞のように使われています。
- 主語を表す助詞の「が」を重ねた「ががが」
- 接続詞「だが」の「が」を重ねた「ががが」
「二の句を繋げないほどの驚いた」、「感動のあまり絶句した」、「言葉にならないほど辛い」などの状態を表しますが、中には映画などの感想で「本当に素晴らしかったけれど、ネタバレしたくないから詳しくは語らないでおくね」という気持ちを込めることもあります。
「ががが」の使い方①主語の「が」を重ねる場合
- 「花粉症で涙と鼻水ががが」→涙と鼻水が酷く出て辛い!
- 「帰宅前なのにスマホの充電ががが」→充電がなくなりそうでピンチ!
- 「新しいゲームを買ったのはいいがプレイする時間ががが」→時間がなくて悲しい!
- 「ネタバレになるので詳しくは言えないけれど、ストーリー展開ががが」→展開が素晴らしい!
「ががが」の使い方②「だが」の「が」を重ねる場合
- 「建物を見に来たのに外装工事してるんだががが」→外装工事してるんだが、どういうことだ!?残念極まりない!
- 「イラストのアップ、毎回遅刻していますががが」→遅刻していますが見てくれたら嬉しい!
- 「自転車に乗りながらのスマホは違反なんだががが」→違反なのだが、どういうつもりだ!あぶないじゃないか!
「ガガガ文庫」
「ガガガ文庫」は2007年に創刊された小学館のライトノベル系文庫レーベルで、、新人や実験的作風を受け入れるレーベルとして評価されおり、後述するような多くの人気タイトル、人気作家を輩出しています。
- 『俺、ツインテールになります』作・水沢夢/イラスト・春日歩
- 『人類は衰退しました』作・田中ロミオ/イラスト・山﨑透、戸部淑
- 『とある飛空士への追憶』作・犬村小六/イラスト・森沢晴行
- 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」作・渡航/イラスト・ぽんかん⑧
「ガガガSP」
「ガガガSP(ガガガスペシャル)」は、日本の音楽バンドで、吉田拓郎のフォークミュージックに影響を受けた、青春パンク色が強い楽曲を多く歌っています。
2000年に『京子ちゃん』でインディーズデビュー、2002年にソニーレコードより『卒業』でメジャーデビュー。2007年からは自主レーベル「俺様レコード」を設立して活動しています。
作品タイトルとなった「ががが」
『GAGAGA』/SDN48
『GAGAGA(ガガガ)』は、2009〜2012年まで活動していた日本の女性アイドルグループ「SDN48(エスディーエヌ フォーティエイト)」のデビュー曲で、作詞は秋元康。「K-POPを迎え撃つJ-POP誕生〜GAGAGA、する?〜」というキャッチコピーで、歌詞の一部は韓国語となっています。
『勇者王ガオガイガー』:アニメ
『勇者王ガオガイガー』は1997〜98年に放送されたテレビアニメ。『勇者エクスカイザー』から始まる「勇者シリーズ」最後の作品で、「ガガガ」または「GGG」と通称されます。
米たにヨシトモ監督には「ガガガ」という語感へのこだわりがあったようで、主題歌の『勇者王誕生!』も「ガガガッ ガガガッ ガオガイガー」という歌詞から始まるほどです。
『トクサツガガガ』:漫画・ドラマ
『トクサツガガガ』は、丹羽庭による日本の漫画作品で、週刊ビッグコミックスピリッツに連載されています。
隠れ特撮オタク女子である、26歳OLの仲村叶(なかむらかの)を主人公にしたコメディで、隠れオタクの複雑かつデリケートな葛藤を描いた作品です。2019年1月には、NHK総合「ドラマ10」でドラマ化され、主演は小芝風花が務めました。
タイトルに使われている「ガガガ」は、英語の「gaga(夢中の、熱狂的な)」に一音足してより強調したものです。
原作漫画の『トクサツガガガ』は、『このマンガがすごい!2016』オトコ編第17位、『全国書店員が選んだおすすめコミック2016』15位にランクインしている人気作品で、ドラマも広い世代の注目を集めました。
『ガガガガガガガ』/ゴールデンボンバー
『ガガガガガガガ』はゴールデンボンバーが、上記のドラマ『トクサツガガガ』の主題歌として書き下ろした楽曲で、MV(ミュージックビデオ)ではゴールデンボンバーのメンバーが特撮ヒーローに扮しています。
ドラマの主題歌だけでなく、劇中に登場する特撮番組『ジュウショウワン』の主題歌としても使用されました。