「リブート」とは?
「リブート」(英語:reboot)とは、コンピュータ用語で「再起動」、つまりいったんシャットダウンした(電源を切った)コンピュータ機器を、再び起動することを言います。
「re」が「再び」、「boot」が「起動する」の意ですので、一度覚えてしまえばわかりやすい言葉といえるでしょう。同義語として、「リスタート」や「再始動」などがあります。
また、派生的に、コンピュータ用語以外でも「(過去に終わった・停止していた)計画などを再び始動する」といった意味で「リブート」が使われることがあります。
「リブート」の使い方
コンピュータ用語としての「リブート」は、文字通り「再起動」のことを指します。しかし、一般的には再起動と言うほうが馴染みがあり、「リブート」はやや専門用語的かもしれません。
文字通り「再」起動ですので、ただ起動することについては言いません。システムの起動をやり直したり、システムの設定変更を反映したりするためなど、何らかの意図や目的をニュアンスとして含むのが「リブート」の特徴です。
これはコンピュータ用語以外でも同様で、いったん止まっていた計画などを、何らかの意欲的アイディアや革新的変更を盛り込みつつ再びスタートさせる、というニュアンスが特徴です。
例文
- コンピュータシステムのコア部分に変更を加えた場合、反映のためにはリブートを要求される。
- パソコンの不具合の原因が特定できない時、ひとまずリブートを試してみても良いかもしれない。
- 経営部では、かつて棄却した商品開発計画をリブートする案が出ているらしい。
- かつて三作目まで作られて完結した映画シリーズが、来年リブートされるらしい。
作品における「リブート」
作品(の企画など)について、それを「新たに作り直す」という意味で「リブート」という言葉が使われることがあります。
単に「作り直す」であれば「リメイク」(英語:remake)という言葉もあるのですが、「リブート」という場合には、元作品の大まかな骨子は踏襲しつつも、今風の技術を加えたり、新しい演出を加えたりして「一から作り直す」という含みがあります。
特に、古い作品や、長く続いていて展開がマンネリ化している作品などは、心機一転、新しい作品解釈で作り直すという意気込みも込めて「リブート」と銘打たれることもあります。