「進撃」とは?意味や使い方をご紹介

「進撃」という言葉をご存知でしょうか。何となく見たことのある方は、割かし多いかと思います。「進撃の巨人」と、有名な漫画のタイトルに使われていたりもしますね。ここではそんな「進撃」の意味や使い方などを、関連する言葉も含め、順々に紹介していきます。

目次

  1. 「進撃」の読み方
  2. 「進撃」の意味
  3. 「進撃」の使い方
  4. 「進撃」に関連する言葉
  5. 「進撃の巨人」とは?

「進撃」の読み方

まず「進撃」は、「しんげき」と読みます。訓読みで「進」は「すす(む)」、「撃」は「う(つ)」と読む字です。「進」に関しては、よく名前にも使われています。

「進撃」の意味

「進撃」とは、前進して敵を攻撃することや、軍を進めて敵を撃つこと、積極的に攻撃することを意味します。また比喩的に、勢いよく進むことなども表します。この言葉は上述の訓読みを踏まえて、「進んで撃つ」と解釈すれば、より分かりやすいかと思います。

撃つとは相手を倒すことや壊すことを示すので、人によっては怖いイメージを受ける方もいらっしゃるかもしれません。含むニュアンスとしては、「敵に攻め掛かるぞ!」のような、力具合が強めな感じです。

「進撃」の使い方

「進撃」はそのまま名詞として使われる一方で、動詞としてサ行変格活用されます。「する」や「したい」などと組み合わせて使われる、ということです。

たとえば「敵の本拠地に進撃する」は、「敵の本拠地に進み、積極的に攻撃を仕掛ける」というような意味です。これは動詞として使っています。

他には「相手の進撃によって味方が危ない」や、「敵の進撃を逆手に取る」などのような使い方があります。こちらは名詞として使っています。

また少し違う使い方として、たとえば運動会で「赤組の進撃で青組が負けそうだ」のようにも用いられます。この場合は比喩的に使っていて、攻撃というより、勢いがあるというニュアンスが強めです。

「快進撃」について

「快(かい)」と組み合わせた「快進撃」とは、敵を攻撃しつつ勢いよく前進することや、すごく調子よく勝ち進むことを意味します。また比喩的に、大きな成功を次々を収めることを表します。

「進撃」は勢いよく進むニュアンスが強めですが、「快進撃」はどちらかと言えば、その勢いで勝ち続けるようなニュアンスが強めです。

たとえばスポーツの競技で何度も連続して勝つことを、「〇〇選手の快進撃が止まらない」と言ったりします。これは勝ち進む、勝ち続けることを表しています。

一方でたとえば会社が色んな分野で望ましい結果を出すことを、「〇〇社が快進撃を続ける」と言ったりします。こちらは勝ち負けというよりも、次々と成功しているような意味合いです。

「進撃」に関連する言葉

「進撃」に関連する言葉には、「突撃」や「襲撃」などがあります。

「突撃」について

「突撃(とつげき)」には、以下の二つの意味があります。

  1. 敵陣に勢いよく突っ込んでいくこと
  2. 目的地に向かい、まっしぐらに進むこと

まず1の意味ですが、この言葉は全力を投入するようなニュアンスが強めです。「進撃」とは若干ニュアンスが違っています。

次に2の意味ですが、まっしぐらなので、少なからず脇目も振らないで駆け抜けるようなニュアンスを含んでいます。こちらも比喩的な「進撃」と比べると、少し違っていますね。

「襲撃」について

「襲撃(しゅうげき)」とは、襲い掛かることや、相手の不意をついて攻撃することを意味します。攻撃という部分は共通していますが、この言葉は「進撃」と大きく違っていますね。使い方としては「こっそり敵の本拠地を襲撃する」や、「寝ている相手を襲撃する」などのように用いられます。

「進撃の巨人」とは?

「進撃」が使われている有名なコンテンツに、「進撃の巨人」という作品があります。「進撃の巨人」とは、諫山創による漫画作品です。2009年頃から別冊少年マガジンで連載されていて、2019年2月、現在も連載中です。

この作品はドラマCD化、小説化、アニメ化、映画化、ゲーム化などもされている、いわゆる一大コンテンツです。ご存知の方も多いかと思います。

アニメの公式サイトではジャンルがパニックファンタジーとされており、人間と巨人の戦いが描かれている作品です。

ストーリーとしては人間の街に巨人が「進撃」してきたり、逆に人間が巨人の領域に「進撃」したりと、二転三転する展開が魅力の一つに挙げられます。


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