「官軍」とは?意味や使い方をご紹介

新聞などで「政財官」と表現されるように、官というと現在では「官界(官僚)」を指します。しかし、江戸時代までは政権を担っていた「朝廷」あるいは「幕府」を意味していました。従って官軍とは、朝廷または幕府の軍隊ということになります。

目次

  1. 官軍の意味
  2. 漢字としての「官」と「軍」の意味
  3. 勝てば官軍、負ければ賊軍

官軍の意味

官軍は朝廷の軍隊

官軍は、実用新国語辞典(三省堂刊)によると「朝廷方の軍」「時の政府方の軍」、詳解漢和大字典(冨山房刊)によると「国家または天皇の軍隊」となっています。対義語は、賊軍(賊徒の軍勢、朝敵の軍勢=実用新国語辞典)です。

英語では、官軍が「government forces」「government army」あるいは「loyalist army」と表記され、対義語の賊軍は「a rebel army」「rebels」となります。

漢字としての「官」と「軍」の意味

漢字としては、官には①つかさ=役目・公務、政府・朝廷、役所・役場、役人・公吏②役人にする、公職を授ける③耳目鼻口などの働き。

軍には①いくさ=兵士の団体、中国古代の兵制で1万2500人の称、戦い・戦争②たむろする、陣どる③罪を蒙り辺境の地に流されること④中国・宋時代の行政上の区画(路の管轄に属するもの)といった意味があります。

勝てば官軍、負ければ賊軍

勝った者が正義

明治維新を題材としたドラマを見たことのある人は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉を耳にしていると思います。明治維新では、薩摩・長州軍が「錦旗の御旗(朝敵を征討する際の官軍の旗印)」を手にしたので、全国の石高の約3分の1に当たる800万石の徳川幕府軍は賊軍と呼ばれ負けました。

この言葉は、戦いに勝った方が正義となり、負けた方が不義となる。すなわち、道理(物事のそうあるべき筋道=実用新国語辞典)がどうであろうとも勝った者が正義になる、物事の正邪善悪は勝敗によって決まるという意味です。

英語では「might is right(力は正義なり);history is written by the victors ;winners are always right and Losers are always in the wrong(敗者はいつも悪いとされる)」と表現されます。


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