「乖離」とは?意味や使い方をご紹介

「乖離」。あまり日常生活では目にしない言葉ですね。しかし、書籍やビジネスシーンではたまに見かける言葉です。見慣れない漢字も相まって、中々きちんとした意味を知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「乖離」という言葉の意味についてご紹介します。

目次

  1. 「乖離」の意味
  2. 「乖離」と似た言葉
  3. 「乖離」の使い方
  4. 乖離性ミリオンアーサー
  5. 「乖離」まとめ

「乖離」の意味

「乖離」は「かいり」と読みます。意味は「そむいてはなれること」「離ればなれになること」です。言葉と漢字は難しいですが、意味はすごく簡単ですね。

「乖」という漢字には「背く」、「離」という漢字には「離れる」という意味があります。上の画像のように「もともとお互いに関係性があったものが離れる」というイメージです。

「乖離」と似た言葉

「乖離」の意味自体は簡単なのですが、同じ読み方の言葉、似たような意味の言葉がいくつかあり、間違った使い方をされやすいので、注意が必要です。

そこで「乖離」と似た言葉をいくつか見ていきましょう。

「解離」

「解離」は「くっついていたものが、はなれること」という意味です。読み方は「乖離」と同じく「かいり」です。「乖離」とは全く同じ読み方で意味もよく似ており、混同されがちですが、「解離」は漢字の通り「解けてはなれること」というニュアンスがあります。

また上記の意味の他に「分子が、それを構成している原子やイオンなどに分解すること」という意味もあります。「解離」の方は、化学の分野でよく使われる言葉で、日常生活ではあまり使われることはありません。

「差異」

「差異」の意味は「ちがうこと」です。「乖離」は「もともと近い関係性のものが離れる」という意味ですが、「差異」は「他のもの、二つ以上のものを比べての違い」という意味です。「あなたとあなたはこういう点で違う」というのが「差異」になります。

「剥離」

「剥離」は「はがれてはなれること」です。読み方は「はくり」です。「乖離」は「倫理と政治の乖離」などのように事象に対して使われることが多い言葉で、「剥離」は「はがして」という言葉の通り、「剥離骨折」など、人体や物質に対して使われる言葉になります。

それぞれのイメージをまとめると、仲のよかった友達とケンカして離れるのが「乖離」。一人の人間が二人に解けて離れるのが「解離」。ただただ二人を比べるのが「差異」。一人の人間がバリバリと剥がれて二人になるのが「剥離」。こんなところではないでしょうか。

「乖離」の使い方

それでは「乖離」という言葉はどのような使い方をするのでしょう。

「理想と現実とが乖離している」
「人心の乖離」
「あなたの実力は本来あなたが思っているものとは乖離している」
「実際のイメージと実情の乖離」

近しい二つの事象が離れるといった表現をするには「乖離」は非常に使い勝手の良い言葉です。

また株式取引の用語で「乖離率」という言葉があります。株式取引をしない人にとっては馴染の薄い言葉かもしれません。「平均移動線から株価がどれくらい離れているか」という意味です。

乖離性ミリオンアーサー

今人気のスマートフォンゲームでも「乖離」という言葉が見られます。「乖離性ミリオンアーサー」というスクウェア・エニックスが出しているキャラクターコマンドRPGで、可愛らしい女の子のキャラが活躍する人気のゲームです。グーグルで「乖離」と検索すると、このゲームのことが多く出てくるので、人気の高さがうかがえます。

「乖離」まとめ

「乖離」の意味、使い方をご理解いただけたでしょうか?一見難しく見えますが、意味を知ってしまうとそこまで難しい言葉ではありません。

日常生活ではあまり使われない言葉のため、友達との軽い雑談で「乖離」を使ってしまうと少し驚かれることでしょう。「乖離」という言葉の意味より、「TPOに合わせた使いどころ」の方が難しいかもしれませんね。


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