テラスハウスとは?
皆さんは「テラスハウス」と聞くとどのようなものを思い浮かべますか。テレビ番組で話題となったテラスハウスですが、番組では男女が一緒に生活をしていましたね。しかし実際のテラスハウスは他人と生活空間を共有するものではありません。
テラスハウスは一言で表すなら、二階建てまたは三階建ての長屋です。イメージとしては一戸建ての家が連なっており、壁を隣家と共有している感じです。二軒ずつ連なっているものや、三~五軒連なっているものもあり物件によって様々です。
マンションと違い玄関扉が独立しているので、一戸建てに区分している会社もあるようです。専用庭や専用駐車場つきの物件もあるので、集合住宅でもマンションなどの共同住宅とは違うところが多いです。
テラスハウスのメリット
テラスハウスに住むメリットはどんなことがあるのでしょうか。人によってはメリットもデメリットに、デメリットもメリットに成り得るので一概には言えませんが、一般的に言われていることをご紹介していきます。
一戸建て感覚で住める
特徴としても挙げましたが、テラスハウスは隣家と壁を共有しているものの、玄関・廊下・階段などを共有していません。したがってマンションなどの共同住宅に比べて自由に出入りができます。
さらに上下階に他人が住んでいないので、足音をたてないようにするなどの上下階への配慮も必要ありません。そのため集合住宅でありながら、一戸建てのような感覚で住むことができるのです。
プライベートスペースが作れる
テラスハウスは一階と二階があるので、リビングと寝室部分を分けることができます。そうすることで生活にメリハリをつけられる上に、来客があるとしてもプライベートスペースを確保できるというメリットがあります。
専用庭や専用駐車場がある
専用庭つきの物件もあるので、子供を遊ばせたり趣味を楽しんだりすることが可能です。また、専用駐車場つきの物件もあり、家の目の前に車を置くことができます。ただし、これは物件によって違うので注意が必要です。
テラスハウスのデメリット
次にテラスハウスのデメリットと言われていることをご紹介していきます。
騒音
テラスハウスは隣家と壁を共有している上に、物件にもよりますが多くは木造です。そのため、音がよく聞こえる可能性があるので隣家への配慮が必要となります。
騒音によるトラブルが起こることもあるので、物件を探す際には音がどれくらい聞こえるかという確認が必要かもしれません。
窓が少ない
テラスハウスは隣家と壁を共有しているため、窓が少ない印象を受ける人が多いかもしれません。窓が少ないということは部屋にあまり光が入らず、日中も部屋が暗くなる可能性があります。部屋の明るさも物件を探す際にチェックする必要があります。
管理が必要となる
階段や専用庭があることはメリットでもありますが、掃除などの管理を自分で行う必要があることをデメリットに感じる人もいるかもしれません。
マンションなどの共同住宅では、階段などの共用部分は自分で管理する必要はないので、テラスハウスに住む際は気をつける必要があります。
テラスハウスと混同されやすいもの
ここからはテラスハウスと混同されやすいものをご紹介していきます。
メゾネット
「メゾネット」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。メゾネットはテラスハウスと同じように階段があり、二階のスペースがあります。
テラスハウスとの大きな違いは、マンションなどの一室であることです。テラスハウスは一戸建てのような構造ですが、メゾネットはあくまでマンションなどの一室で、階段を含む間取りを指します。つまり、階段がある間取りではありますが、その他はマンションなどの共同住宅と同じなのです。
タウンハウスとは?
テラスハウスを調べると「タウンハウス」という言葉を目にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タウンハウスはテラスハウスと構造の特徴は同じです。ただし、壁だけでなく庭なども共有となります。つまり玄関は独立しているものの権利関係はマンションに近く、マンションに区分する会社が多いのです。
共用部分が多く管理組合や掃除当番などがある物件もあるので、一戸建て感覚で住むことができるテラスハウスとは管理の面でも違いがあります。