「メゾネット」とは?意味や使い方を「ロフト」との違いも含めてご紹介

「メゾネット」の物件は、賃貸マンションやアパートなどを探すWEBサイト等でよく見かけるようになりました。デザイン性が高く、おしゃれで人気があるようです。その「メゾネット」の意味や使い方、「メゾネット」に似たロフトやテラス・タウンハウスについてもご紹介します。

目次

  1. 「メゾネット」とは
  2. 「メゾネット」の使い方
  3. 「ロフト」とは
  4. 「テラスハウス」・「タウンハウス」とは
  5. まとめ

「メゾネット」とは

「メゾネット」とは、マンションやアパートにおける、二階建ての造りのことです。メゾネット物件はおしゃれなデザインが多く、主に若い人に人気があります。

「メゾネット」は集合住宅の間取りの一形式

「メゾネット」は、フランス語「maisonnette」(=小さな家)が語源です。不動産用語であり、ワンフロアの住戸を意味する「フラット」に対しての用語として用いられます。つまり、アパートやマンションなどで、1つの住戸が1階建てであるものを「フラット」、2階建て以上のものを「メゾネット」と呼びます。

メゾネット物件は、部屋の中の階段で上の階へ行かれるようになっています。マンションでは主に、最上階とその下の階を、また1階と2階をそのような造りにすることが多いそうです。マンションやアパートなど(中高層の建物)の集合住宅における間取りの一形式として使われる言葉です。

このように「メゾネット」は、集合住宅の間取りの用語なので、一戸建て住宅における二階建ての造りのことは、メゾネットとは言いません

「メゾネット」の造り

「メゾネット」の造りは2通りあります。①1階と同じ床面積の2階をつなぐ場合と、②1階と2階の半分の床面積をつなぐ、もしくは、2階と1階の半分の床面積をつなぐ場合です。

②の後者は、上の階(または下の階)の部屋の半分は自分の家、もう一方の半分は他の人の家ということになります。

「メゾネット」の使い方

「メゾネット」の例文をご紹介します。

  • 僕が新しく引っ越したマンションはメゾネットタイプで、上の階を仕事部屋にしている。
  • メゾネットのアパートにしたから、階段の昇り降りが大変だ。
  • 子どもが騒ぐので、メゾネットのアパートを借りて上を子供部屋にする予定だ。
  • メゾネットの物件は、おしゃれで若い人にとても人気がある。
  • 無印とコラボレーションした公団のメゾネット物件があるそうだ。

「ロフト」とは

「ロフト」とは、部屋の天井を高くして一部を2層式にしたスペースのことです。ロフトもメゾネットとよく似ていますが、ロフトは、「建築物の最低基準を定めた法律である」建築基準法を満たしていないスペースなので、部屋とは呼びません

また、同じフロアにあるスペースのため、メゾネットと違い1階から2階などへのフロア移動がありません。主に可動式の梯子が取り付けられるようですが、寝るところや、物置などとして使うことができます。

このようにロフトは、集合住宅でも一戸建てでも見受けられるスペースです。子どもが好きそうなスペースですね。

「テラスハウス」・「タウンハウス」とは

「テラスハウス」や「タウンハウス」は、1つの居住スペースを、壁で仕切った低層の一戸建て住宅のことです。1つの住戸が横につながっているので、長屋建てとも呼ばれます。

テレビ番組の影響もあり、男女で暮らすお洒落な家、というイメージがあるかもしれませんが、実態は異なります。

参考:テラスハウスとは「長屋」のことだった!

「テラスハウス」と「タウンハウス」の違い

日本では概ね、庭などの敷地を共有している住宅をタウンハウス、そうでないものをテラスハウスと呼んでいるようです。

まとめ

「メゾネット」物件は、階段の昇り降り、暖房・冷房の効率や家賃が割高になるなど、デメリットもあるようです。

しかしながら、「メゾネット」タイプの家は吹き抜けがあったり、有名なデザイナーがリメイクした部屋もあったりして、おしゃれで人気があります。「メゾネット」という言葉にも、一度は住んでみたくなるような、魅力的な響きがありますよね。


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