字義的に見る「凡ミス」の意味と使い方
「凡」は「ごく普通であること、ありふれていること、平凡」を意味し、「ミス」は英語由来で「誤ること、まちがえること、失敗、ミステイク」という意味です。
「凡ミス」とはこの二つを単純に組み合わせた言葉で、「簡単な、つまらないミス」を意味します。
「凡ミス」の例文
- 凡ミスをする
- あなたは仕事は早いが凡ミスが多い
- 凡ミスを減らすことが効率改善への早道だ
「凡ミス」の同義語、類義語
「凡ミス」はおおむね「ちょっとした不注意で起こるミス」であるため、英語由来の「ケアレスミス」が同義語として真っ先に上がります(ケアレス=不注意な)。
知識や能力の不足による失敗ではなく、注意していれば防げたはずの失敗ということです。古い言い回しだと「粗忽(そこつ)」「粗相(そそう)」も同義です。どちらも注意不足やうっかりによる失敗を意味します。
その他にも「見落とし」、「目溢(こぼ)し」、などが類義語としてあります。このあたりになると、目視によるチェック行為でのミス、といったようなピンポイント感があります。言わば「凡ミス、ケアレスミス、粗忽、粗相」の好例という感じでしょうか。
「凡ミス」まとめ
知識や能力の問題でなく、あくまで注意力の不足で引き起こされる、「防げる余地のある失敗(ミス)」であるからこそ、「凡ミス、ケアレスミス」は放置せず対策を練ることが大切なのかもしれません。
一時の不注意でなく、そういう性癖の人間であると見なされると、「粗忽者」と言われかねませんからね。社会人としては肝に銘じたいところです。