「剛健」とは?意味や使い方をご紹介

「剛健」という言葉をご存知ですか?「剛健」という言葉からどのようなイメージを持たれますか?「力強い」「たくましい」などの男性的なイメージでしょうか?「質実剛健」という四字熟語はご存知の方が多いかと思います。ここでは、「剛健」の意味や使い方をご紹介いたします。

目次

  1. 「剛健」とは
  2. 「剛健」の使い方
  3. 「質実剛健」
  4. 「剛健」の類語
  5. 「剛健」まとめ

「剛健」とは

「剛健」は、「ごうけん」と読み、「(心や体が)男らしく強くてたくましいこと」「強くすこやか」「力強いさま」などの意味があります。

これらの意味から、男性に対して使われる言葉のように思われますが、果たしてそうなのでしょうか?

「剛健」の「剛」は、音読みで「ゴウ」「コウ」と読みます。刀の材料にする鋼(かたい鉄)のことを指しており、転じて「かたい」「つよい」という意味があります。古くは、武芸や腕っぷしの強い人を「剛の者」と言いました。

このことから、「剛健」は本来、男性にのみ使われていた言葉のようです。しかし、女性も武道や格闘技を嗜む昨今は、性別に関係なく使用してよい言葉のように思われます。また現代においては、「その道の達人」などの意味でも用いられます。

ちなみに、「剛健」の「健」は、音読みで「ケン」、訓読みで「すこ(やか)」と読み、「すこやか(体が丈夫なこと)」「元気があふれて強いさま」の意味があります。

「剛健」の使い方

「剛健」は、「剛健な○○」と形容詞的に使われたり、「剛健だ」と形容動詞形で使われたり、「剛健さ」と形容動詞名詞化で使われたります。それぞれの使い方を例文でご紹介いたします。

  • 父は、昔の武士のような剛健な気質で、誰からも頼られている。
  • 彼女は、男性顔負けの剛健さで、フルマラソンを完走した。
  • 私の上司は、水泳の元オリンピック選手だけあって、心身ともに剛健だ

「質実剛健」

「剛健」を含む四字熟語でよく知られている言葉に「質実剛健」があります。「質実」は、「しつじつ」と読み、「質素で誠実なこと」「飾り気がなく、まじめなこと」という意味です。

「質実」と「剛健」が組み合わさると、「飾り気がなく、まじめで強くたくましいこと」という意味になります。理想的な人物像として、座右の銘や校訓にもよく使われる言葉です。「剛健」同様、主に男性に使われることが多い言葉です。

では、「質実剛健」はどのような使い方をするのでしょうか。例文をご紹介いたします。

  • 父は昔気質(かたぎ)の性格で、質実剛健を旨としていた。
  • 社長は新入社員研修で、質実剛健の精神を説いた。
  • 武士の家柄で育った母には、質実剛健の気風が漂っていた。

「剛健」の類語

「剛健」の類語に「勇健」「壮健」「強健」「頑健」などの言葉があります。それぞれの言葉の意味・ニュアンスの違いと例文をご紹介いたします。

  • 勇健:力強く、健やかなようす。「気力が盛んで勇ましい」というニュアンスで使用される。(例:父が連れてきた部下は、見るからに勇健な若者だった。)
  • 壮健:体も気持ちも元気で若々しいさま。「体も精神も充実して元気盛ん」というニュアンス。目上の人への挨拶や礼状の文書によく使われる。(例:貴殿におかれましては、いつまでもご壮健でご活躍くださいますようお祈り申し上げます。)
  • 強健:体がしっかりしていて丈夫なさま。「かたく、がっちりしている」というニュアンス。(例:弟は強健で、風邪などひいたことがないのが自慢だ。)
  • 頑健:体がいたって丈夫で健康なこと。「頑丈でがっしりしている」というニュアンス。自分の体が丈夫なことをへりくだって言う時に使う言葉。(例:若い時に柔道で鍛えた祖父の体は、今でも頑健だ。)

「剛健」まとめ

「剛健」は、男性に対する言葉だというイメージがありますが、世の中の変化とともに、女性にも使われることが多くなるかもしれません。でも、「柔をもって剛を制す」という言葉があるように、「剛健」であってもしなやかさを忘れないでいたいものですね。


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