「ワンコール」とは?意味や使い方をご紹介

「ワンコール」という言葉を聞いた事がありますか?最近はあまり使われなくなった言葉かもしれません。ここでは「ワンコール」の意味や使われ方、由来、類似の言葉、関連する言葉である「ワン切り」について、及びその対策方法についてご紹介します。

目次

  1. 「ワンコール」の意味
  2. 「ワンコール」の使われ方(例)
  3. 「ワンコール」の由来
  4. 「ワン切り」
  5. 「ワンコール」「ワン切り」の現在と対策
  6. 「ワンコール」「ワン切り」類似言葉
  7. 「ワンコール」まとめ

「ワンコール」の意味

「ワンコール」とは、携帯電話やスマートフォン等で相手に電話をかけるときに呼び出し音を1、2回以内で鳴らして相手が出る前に切ることです。

また、特定の呼び出し回数や音を予め決めておき、コミュニケーション手段として使用される事もあります。「ワンコール」は「ワン切り」という言葉で広く知られており、家庭の固定電話でも利用されています。

「ワンコール」の使われ方(例)

「ワンコール」の使われた方として以下のような例があります。

  • 相手に電話番号を知らせる手段として。
  • 電話があった事だけを相手に知らせたい場合。
  • 相手に着信履歴だけを残しかけ直してもらいたい場合。
  • 折り返しの電話をもらい相手に電話代を支払ってもらいたい場合。
  • コミュニケーション手段として。
  • 家庭の固定電話をターゲットとしたもの。
  • 携帯電話、スマートフォンをターゲットとした犯罪。

「ワンコール」の由来

英語のone callが語源で、one callは「電話を1回かける」という意味です。

コールは呼び出し音(ringtone)という意味ではなく、コール(call)は英語で「電話をかける」という意味ですが、「ワンコール」=「呼び出し音を1、2回鳴らす」という解釈で使われています。

「ワン切り」

「ワンコール」と同義の言葉として「ワン切り」があります。

電話が1度だけ鳴って切れた。みなさんもこのような経験をされた事があるのではないでしょうか?

1990年代、携帯電話の爆発的な普及やナンバーディスプレイサービスの開始に伴い、「ワン切り」と呼ばれる、業者による悪徳手口が増えてきました。電話に着信履歴だけを残し折り返しかけさせる事で高額請求を行うというものです。又、プリペイドカード形式の携帯電話もこの頃普及しており、「ワン切り」等の犯罪の手段として使われていました。

現在は通信事業者により対策がなされていますが、依然として「ワン切り」による犯罪は行われており、特に携帯電話、スマートフォンをターゲットとしたものが多くなっています。

「ワンコール」「ワン切り」の現在と対策

SNSやメールの普及に伴い、通話をする機会が少なくなってきました。また、通話料金の定額制度も普及してきている為、ワンコールという言葉と共に「ワンコール」を使う機会は減ってきています。

しかし、「ワン切り」による架空請求等の犯罪は現在も行われています。身に覚えの無い着信履歴にはかけ直さない等の対策が必要です。

又、家庭の電話機には特定の相手からしか電話を受け付けない機能や、携帯電話、スマートフォンにも同様の機能が備わっているもの、またアプリもありますので有効に活用して防衛する事が必要です。

「ワンコール」「ワン切り」類似言葉

ワンコール、ワン切りの類似の言葉として、「ワンコ」「ちょい切り」「ワンぷち」が使われています。

使い方の例をご紹介します。

「明日、7:00に目覚まし代わりにワンコして!」
「昨日の夜中、またちょい切りされた!」
「番号知りたいから、私にワンぷちして!」

「ワンコール」まとめ

「ワンコール」「ワン切り」を使った犯罪により迷惑している方も多い事でしょう。現在でも携帯電話、スマートフォンを利用した犯罪が後を絶ちません。

この機会に携帯電話、スマートフォンの使い方やルール、ご家庭の電話機を再度見直して、犯罪に巻き込まれないように心がけてはいかかでしょうか。

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