「ストレンジ」の意味
「ストレンジ」とはアルファベットで「strange」と書く英単語です。日本語では「ストレンジ」と表記しますが、英語では「ストレインジ」に近い発音となります。「strange」には次のような意味があります。
- 風変わりな、奇妙な
- なじみのない、よく知らない
「ストレンジ」の使い方
日本語の「ストレンジ」は「奇妙な」や「変わった」、「不思議な」などの意味で使われます。場面によっては「前衛的な」や「斬新な」の意味で使われます。
ポジティブな意味で使われる場合には、人と違う個性があることを表す言葉となります。ユニークやミステリアス、アヴァンギャルドなどの言葉に似ています。
一方、ネガティブな意味の場合には、理解できないくらい普通とかけ離れている異常さを示す言葉となります。アブノーマルや奇抜、奇怪などの類義語となります。
日本では普通が好まれるため、良い意味で「ストレンジ」を使う場合には、相手に不快な印象を与えないよう注意が必要です。
【使用例】
- 僕の月並みな絵と違って君の作品はとてもストレンジだね。見ていて勉強になるよ。
- 今日の新聞に載った事件はとてもストレンジだった。迷宮入りするかもしれない。
- 社会人なのにC君はストレンジな髪形をしている。どんな職業なのだろう。
「strange」
英語の「strange」は形容詞ですので、基本的には名詞の前に置かれます。「奇妙な」という意味では日本語の「ストレンジ」と大きな違いはありません。またニュアンスとしては、「異常な・おかしい」よりも「違和感がある・何かおかしい」に近い表現です。
【使用例】
- I heard a strange noise.(私は妙な物音を聞きました。)
- That`s strange.(それは変ですね。)
- The weather is strange today.(今日は変な天気です。)
「strange」のもう一つの用法
「strange」には「奇妙な」以外に「なじみのない」という意味があります。こちらは初めて訪れる場所に対して不案内であることを表します。また、人や物ごとをよく知らない場合や記憶にないことにも使うこともあります。
【使用例】
- I'm sorry.I'm astranger here.(すみません。ここはよく知らないのです。)
- In a strange room.(見知らぬ部屋で)
- Don't talk to strange men.(知らない人と話してはダメよ。)
「ストレンジ」の類義語
「weird」の意味
「weird(ヴィアード)」は「奇妙な」や「変な」という意味です。「strange」との違いは口語中心で用いられる砕けた言葉であることと、否定的な意味での使用が多いことです。
「odd」の意味
「odd(アッド)」もまた奇妙さを表す言葉です。「strange」との違いは「odd」の方がより異常さ、おかしさを強調した言葉であることです。「an odd person」で「変人」、「an odd character」で「変な性格」になります。
「odd」には「奇数」の意味もありますが、こちらは「2で割れないおかしな数」が由来だと言われています。
「ストレンジ」の関連作品
「異邦人」
「strange」は「stranger」の形で使われることもよく見られます。「stranger」は「よそもの」や「異邦人」と訳されます。
ノーベル賞作家アルベール・カミュの『異邦人』(フランス語タイトルはレトランジェ「L`etranger」)の英題は『stranger』です。
「ドクターストレンジ」
『ドクターストレンジ』は2016年に公開されたマーベル作成、ディズニー配給の映画です。監督は『フッテージ』や『地球が静止する日』を手がけたスコット・デリクソン。
主人公のドクターストレンジは有能な外科医ですが、プライドが高く自分が理解できないものは信じない傲慢な男性です。
「Life is strange」
『Life is strange』はスクウェア・エニックスから販売されているアドベンチャーゲームです。時間を巻き戻して過去を変え、理想的な未来を得ようとしますが、そのたびに何かおかしなことが副次的に起きてしまいます。