「ヤムチャ」とは
「ヤムチャ」という単語を見て、一般的に思い浮かべるのは中華の食べ物を指す「飲茶」でしょうか。しかし、「ヤムチャしやがって」となると、ここで言う「ヤムチャ」は人であり、人物名です。ではその正体は誰でしょうか。
ご存知の方も多いかもしれませんが、人物の方の「ヤムチャ」は、かの有名な鳥山明氏の「ドラゴンボール」の登場人物です。連載初期から登場しているレギュラーの人物を指します。
「ヤムチャ」のプロフィール
では、簡単な彼のプロフィールからご紹介します。「ヤムチャ」は相棒のプーアルと登場し、初期の頃はドラゴンボールを狙う盗賊という存在でした。ナルシストかつ、作中の中で数少ない美形枠、女子にモテるというキャラ付がされており、実際女の子のファンが多いキャラでした。ブルマと付き合っていたが別れた、というエピソードも有名ですね。
「ヤムチャ」の戦闘力
悟空、クリリンという主要人物と行動を共にしていたヤムチャ、決して弱い存在ではありません。ドラゴンボール内では戦闘力を計測できるスカウターが有名ですが、ヤムチャは「177→1480」へと劇的に伸びています。地球人の中では「強い方」であると言っていいでしょう。
因みに、比較的立場が近い天津飯が「180→1830」、一緒に修行したクリリンが「206→75000」と、数字で見るとやや劣っている感じはしますが、弱い存在ではありませんでした。
しかし実力を発揮していたにもかかわらず、ヤムチャには「弱い」という印象がつきまとっています。強気でビッグマウスなキャラクター性と、次から次と登場する敵とぶつかり、その相手の強さを示す形で敗北する展開が続き、結果的に、彼には「やられキャラ」のイメージがついてしまいました。
「ヤムチャしやがって」の語源
「ヤムチャ=やられキャラ」、そのもっとも印象づけた有名なエピソードが「栽培マンとの戦いに敗れ死亡してしまった」ではないでしょうか。そしてこのシーンが、色々な人の心に刺さり、「ヤムチャしやがって」が生まれました。
「ヤムチャしやがって」が生まれたシーン
戦闘力で比較すると、ヤムチャよりも低い戦闘力1200の「栽培マン」対して、ヤムチャが油断して戦った結果、自爆に巻き込まれ倒されてしまうという、衝撃的なシーンです。
それまでも数々の敵に負ける姿を晒していたヤムチャですが、その爆発に巻き込まれ倒れたカット、その姿が一躍有名に。その姿がネットのネタ画像、AA(アスキーアート)として広まり、「無茶しやがって」と「ヤムチャ」を掛けた「ヤムチャしやがって」という造語が生まれたのです。
「ヤムチャしやがって」の使い方
上記で書いたように「無茶をした、無理をしてやられてしまった」人物やコンテンツに対して「ヤムチャしやがって」と使います。例えば、「台風の中に裸で飛び出すなんて、ヤムチャしやがって」。一見無謀な事に突っ込んでいく姿に呆れ、畏怖、憧れ、そうした気持ちを込めて発言します。
主にSNSやインターネット掲示板といった、アニメや漫画等の感想を語り合える場で、実況をしながら使う事が多いでしょうか。動画サイトのコメント欄でもよく使われています。
また、倒れた時の画像も改造されたり、パロディネタとして度々使われることが多いです。その際に合わせて、「ヤムチャしやがって」をコメントするといいでしょう。
「ヤムチャしやがって」と言われないために
さて、「ヤムチャ」「ヤムチャしやがって」についてご紹介してきました、いかがでしたでしょうか?これを読んでいるあなたが、「ヤムチャ」のように無茶をしてしまうタイプの場合は、十分気をつけて頂ければと思います。
そして、もう一つ注意事項としては、「ヤムチャしやがって」は「ヤムチャっぽいキャラ」を指す言葉ではないので、使用の際はご注意ください。