「コンテンポラリー」とは?意味や使い方をご紹介

「コンテンポラリー」という言葉の意味をご存じでしょうか。ダンス、音楽、アートなど、主に芸術系の分野でよく使われている言葉ですが、見聞きしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。この記事では、「コンテンポラリー」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「コンテンポラリー」の意味とは
  2. 「コンテンポラリー」の使い方
  3. 「コンテンポラリー」の関連語

「コンテンポラリー」の意味とは

「コンテンポラリー(英語:contemporary)」とは、現代の流行や感覚が反映されていること、同じ時代に生きていることです。一言でいうと、の、現代風の、同時代のということですね。

語源は、ラテン語の「con-(一緒に)」+「temporarius(時代の)」で、「同じ時代、時を同じくする」という意味から、上記の意味に転じています。

しかし、時の流れとともに流行や人の感覚も移り変わり、その時々の「現代風」も変わりますから、「コンテンポラリー」の内容も時代とともに変化するかもしれません。

「コンテンポラリー」の使い方

冒頭でも述べたように、「コンテンポラリー」は、芸術系の分野でよく使われる言葉です。具体的には、コンテンポラリー・ダンス(現代舞踏)、コンテンポラリー・アート(現代美術)、コンテンポラリー・ミュージック(現代音楽)などで、インテリアやファッションでもあります。

また、芸術とは関係なく、同時代に生きている人々や物事に対しても、「コンテンポラリー」という表現を使うことができます。

「例文」

  • 今度の発表会では、コンテンポラリー視点でクラシックを見直した作品を発表しようと思う。
  • 彼は、美大でコンテンポラリー・アートを専攻しているが、私にはよく理解できない。
  • コンテンポラリーなファッション誌で話題になっている洋服が欲しい。
  • 紫式部と清少納言は平安時代に生きたコンテンポラリーな作家です。

「コンテンポラリー」の関連語

ここでは、「コンテンポラリー」を冠した上記の芸術系用語について見ていきますが、それぞれの分野で厳密な定義や細分化された見方などもありますから、アウトラインだけをご紹介します。

コンテンポラリー・ダンス(現代舞踏)

「コンテンポラリー・ダンス」は、1960年代以降の前衛的なダンスが始まりと言われています。しかし、現在、コンテンポラリー・ダンスと呼ばれているものは、モダンダンスなど影響を受けて1980年代前半に脱バレエ的な試みが行われたフランスが発祥地と言われています。

「コンテンポラリー・ダンス」のテクニックや表現形式は、古典的な様式や形式から脱した自由な身体表現で、世界各国の伝統的なダンスや武芸の型などを取り入れ、さらにファッション・映像・IT技術などを演出に取り入れた最先端のパフォーマンスです。

このように、前衛的で、古典から脱した(脱バレエ)時代の最先端の表現形式を「コンテンポラリー・ダンス」と言いますが、最先端自体が時代とともに変化することから、明確な定義づけはされていません。

コンテンポラリー・アート(現代美術)

「コンテンポラリー・アート」には、諸説ありますが、一つの見方として、20世紀半ば以降21世紀までの美術を指しています。それ以前の20世紀に入って生まれたシュールレアリスムや抽象主義を「モダン・アート」と呼んで区別されていますが、同義語と見る立場もあるようです。

モダン・アート以前の芸術は、長い間、教会や富裕なパトロンに支えられていたため、宗教的・神秘的な物語が多く描かれていました。しかし、産業革命以降の芸術家は、自分自身の個人的な経験や視点に基づく作品制作が可能になったことでモダン・アートが生まれています。

このような変遷を経て、「コンテンポラリー・アート」も生まれたのですが、先にも述べたように、時代とともに流行や人の感情なども常に移り変わっていることから、明確な定義づけは難しいと言えるでしょう。

コンテンポラリー・ミュージック(現代音楽)

「コンテンポラリー・ミュージック」は、西洋のクラシック音楽の中で、20世紀後半から現代までの、いわゆる「現代音楽」のことを指し、「20th century classic music(20世紀クラシック音楽)」など呼ばれています。

しかし、その定義は抽象的、かつ曖昧で、「コンテンポラリー・ダンス」と同じように従来の形式や様式から脱却し、前衛的・先進的な感覚で作られたものという捉え方が一般的です。

なお、クラシック音楽以外のジャンルの音楽でも、「コンテンポラリー」を冠するものがありますが、多様な区別があるので、ここでは触れていません。


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