「他意はない」とは?意味や使い方をご紹介

「他意はない」というのは、自らの言動について、裏に隠された意図はないことを表す言葉です。「悪気はない」と似ていますが、他意と悪気は別物なので、「他意も悪気もない」ないのように使われます。こちらでは「他意はない」の意味や使い方、類語をご紹介します。

目次

  1. 「他意はない」の意味
  2. 「他意」:意味
  3. 「他意はない」:使い方
  4. 「他意はない」と「大意はない」
  5. 「他意はない」:類語

「他意はない」の意味

「他意はない」という言葉は、基本的には自分の言動に対して使う言葉です。文字通り「他の意味はない」その言動に隠された真意があるわけではない」という意味で使われます。

例えば、夏が近づいて暑くなってきたので、涼しくしようと髪をバッサリと切ったとしましょう。次の日、友人に会ったら何か言いたげな顔をしています。おそらく「失恋でもしたの?」と思っているのでしょうね。

実際のところ、切りたいから切ったのであって、その裏に「忘れたいことがあって、新しい自分をスタートさせようとした」などの意図はありません。こういう時に「暑いから切っただけだよ。他意はないから。」などと言います。

ただし、「他意がない」というのはあくまでも本人が言うことなので、本当かどうかは分かりません。実は本当は失恋したから髪を切ったのに、そのことを言いたくないから「他意はない」と言っているかもしれないのです。

「他意」:意味

「他意」<たい>と読み、二つの意味があります。

  1. 他の考え。別の意味。隠された意図。
  2. 裏切り心。二心。

「他意はない」というフレーズの場合は、(1)の「他の考え」「別の意味」「隠された意図」の意味が適しているでしょう。

ちなみに(2)の二心は<ふたごころ>と読み、味方や主君にそむこうとする裏切りの心のこといいます。「二心を抱く」「二心はない」のように使われます。

「他意はない」:使い方

《私は正直な思いを伝えただけで、他意はないので、気にしないでください。》
何かの感想を述べたとき、自分の発言が相手に対する嫌味のように感じられて、焦ったことはありませんか?そういうときのフォローに使うのが「他意はない」という言葉です。意地悪などで言っているわけではなく、その言葉以外の意味はないですよ、そのままの意味ですよということを念押ししています。


《お母さんがいつも素敵なお洋服を着てるものね。あ、他意はないのよ。》
子育てのことや家庭のことに、いつも口出しをしてくる姑。笑顔で話す言葉の裏には、何か別の意味を感じさせます。この場合、他意はないのよ、つまり深い意味はないと言っていますが、実際は派手な服を着てと隠された真意があるかもしれません。


《会社帰りに駅前のジムに通っていますが、運動不足解消のためですね。別に他意はないです。》
ジムに通っているという行為に対して、何も裏がないと伝えるための表現です。インストラクターにタイプの女性がいるからとか、好きな人がそのジムに通っているからとか、そういった運動以外の目的はないですという意味です。しかし、これも本心かどうかは分かりませんね。

「他意はない」と「大意はない」

混同されやすい表現が、「他意はない」と「大意はない」です。発音も似ているので、「たい」を「たいい」と聞き覚え、「大意」として覚えてしまっている人も多いようです。しかし、意味が違うので、しっかりと分けて正しく使いましょう。
【それぞれの意味】

  • 他意(たい):心の中に隠している別の考え。
  • 大意(たいい):文章で、言おうとしている要点。大体の意味。おおよその趣旨。

「大意はない」という場合は、「大した意味はない」という意味になってしまい、同じようには使えません。
  • 「彼の発言は言葉通りの意味でしょう。他意はないですよ」
  • 「彼の発言は言葉通りの意味でしょう。大意はないですよ」

一字違いで大違い、です。ある人の発言に対して、前者は「別に隠された意図や含むところがあっての発言ではなく、そのままの意味で取りましょう」というフォローですが、後者は、「彼の発言には別に大した意味などないですよ」と軽く扱う感じですね。

「他意はない」:類語

  • 裏はない
  • 深い意味はない
  • 腹蔵(ふくぞう)無い
  • 裏表がない
  • オープンだ
  • 下心はない
  • 悪気はない
  • 悪意はない


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