「推奨」とは?意味や使い方をご紹介

「推奨」の類義語っていくつ言えますか?また、その使い分けを説明できますか?実は「推奨」は類義語のとても多い言葉です。今回はそんな「推奨」についてご紹介します。「推奨」の意味や使い方、類義語の使い分けについて説明していきます。

目次

  1. 推奨の読み方
  2. 推奨の意味
  3. 推奨を英訳
  4. 推奨の使い方
  5. 推奨の例文
  6. 推奨の類義語
  7. まとめ

推奨の読み方

「推奨」は「すいしょう」と読みます。アクセントは後半にあります。前半にアクセントを置くと「水晶」の読み方になります。

推奨の意味

「推奨」は「優れている点を挙げて、人に勧めること」という意味があります。長所を説明した上で、勧める時に使います。

「推」は「押す」という意味のある字です。「推挙」や「推薦」などに使われますね。また、「奨」には「人に勧める」意味があります。「奨励」の「奨」ですね。「推」と「奨」の2つの字が組み合わされて、「推奨」という語になりました。

推奨を英訳

「推奨」の英訳には「recommendation」が用いられます。動詞では「recommend」です。また、「recommend」の類義語である「commend」が使われることもあります。

推奨の使い方

「推奨」を使う上で注意するべきポイントが2つあります。

優れている点を説明すること

「推奨」の意味は「優れている点を説明して、勧める」です。なので必ず「優れている点」を具体的に説明しなければいけません。

人に勧めること

「推奨」は「人に勧める」時に使う言葉です。自分が良いと思っている程度を説明するために使うことはできません。

推奨の例文


推奨動作環境だと、読み込み速度が速い。」
「ミスが減るので、マニュアル通りすることを推奨する。」
「無料で本を読みたいなら、図書館の活用を推奨するよ。」

推奨の類義語

「推奨」に似た意味の言葉はいくつもあります。今回はその中から使い分けの難しいものをいくつか紹介します。

推賞(すいしょう)

「推賞」には「優れていることをほめ、認める」という意味があります。「優れているところを認めている」ことは「推奨」と同じです。違うところは「推奨」は「人に勧める」ことを重視しているのに対し、「推賞」は「ほめること」を重視しているところです。「推賞」は「推称」と書かれることもあります。

選奨(せんしょう)

「選奨」の意味は「優れたものを選び、人に勧めること」です。「優れたものを人に勧める」という点は共通しています。相違点は「選奨」が「選び出す」という意味合いを帯びている点です。コンクールなど、「いくつかある中から自分が選び出した」という点を強調する時には「選奨」が適しています。

奨励(しょうれい)

「奨励」は「ある事柄を良いこととして、それをするように人に勧める」という意味の言葉です。「推奨」と同じく「よいと思うことを人に勧める」意味があります。しかし、「推奨」が「物やこと、設定などあらゆること」に使われるのに対し、「奨励」は学問や勤労など「一般に良いと思われている事柄」にのみ使われます。

推薦(すいせん)

「推薦」は「人や物を良いものとして人に勧める」という意味の言葉です。「推奨」と同じく「良いと思うものを人に勧める」意味があります。「推奨」との違いは、「推薦」が「特定の役職や地位、名誉などに適しているものとして採用されるように勧める」言葉であるところです。

推挙(すいきょ)

「推挙」は「推薦」と同じく「良いと思う人を他人に勧める」言葉です。「推薦」同様「特定の地位などに採用されるよう勧める」ことに特化した言葉です。また、「推薦」と違い、「人」にしか使えません。「吹挙」とも書かれます。

慫慂(しょうよう)

「慫慂」は「しょうよう」と読みます。こちらは「誘いかけて勧める」という意味です。「推奨」とは「人に勧める」ところが共通しています。しかし、「慫慂」は「主に行動を勧める時」に使われる言葉です。

まとめ

 

  • 「推奨」は「優れている点を挙げて、人に勧める」という意味。
  • 「推奨」を使う時は「説明する」ことを忘れない。
  • 「推奨」は「人に勧める」時にしか使わない。
  • 「推奨」の類義語はとても多い。

日常でよく目にする「推奨」の意味、ご理解いただけたでしょうか。「推奨」の類義語は今回紹介したようにとても数多くあります。これらの言葉はよく使う言葉だからこそ、正しく使いたいですね。


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