「オワコン」とは?意味や使い方をご紹介

普段何気なく使っているインターネットでよく目にする「○○はオワコン」とか言う「オワコン」ですが、「オワコン」の意味は?語源は?そして「オワコン」はいつ頃から使われているのでしょう。今回は「オワコン」について調べてみました。

目次

  1. オワコンの意味
  2. オワコンの語源
  3. オワコンの使用例

オワコンの意味

「オワコン」とは「終わったコンテンツ」の略称です。コンテンツ(contents)とは直訳すると「中身」とか「内容」です。1990年台頃にインターネットが普及して使われるようになりました。そこからコンテンツとは情報の中身となり、今ではテレビ番組のことやインターネット上でのサイトや記事もコンテンツと言います。

このコンテンツは終わった、このコンテンツは情報として価値がないなど批判的に使うことが多いようです。ブームになればなるほど、すぐに批判的に「オワコン」とネット上が騒ぎだします。日本人特有の熱しやすく冷めやすいと言うことから、人気が出たものに対して批判的に使われています。

最近では番組などのコンテンツの他に、芸能人やサラリーマンなどの人に対しても「オワコン」を使う人がいて、単純に否定したり煽ったりするときに使われることもあります。

オワコンの語源

それでは「オワコン」はいつごろ我々の目の前に登場したのでしょうか。それは2010年頃にアニメや雑誌などを中心に広まったコトバと言われています。また、その語源になったアニメは、谷川流のライトノベルが原作となった「涼宮ハルヒの憂鬱」ではないかと言われています。

2006年から深夜枠で放送されたアニメはシリーズ化され映画でも公開されるほどの熱狂的なアニメシリーズでした。なぜ熱狂的なファンが多いアニメ番組がどうして「オワコン」になってしまったのか。そこには2チャンネルで人気アニメゆえの騒動が起きたのです。

その騒動とは原作が長期化したり、ファンも納得しない作品「エンドレスエイト」(同じような内容を延々と8話分費やした)やヒロインを演じた平野綾さんのお騒がせ発言があり、一大ブームを巻き起こした「涼宮ハルヒ」から徐々にファンが離れていく事態になりました。そして、2010年にファンもハルヒのアンチも「ハルヒは終わったコンテンツ」と声をそろえて言い、それがきっかけで「オワコン」と言うコトバが日本中に定着していきました。

オワコンの使用例

では、「オワコン」の具体的な使用例をみていきましょう。

アニメの番組がオワコン

国民的アニメも時代とともに風化していき視聴率も取れないことから、アンチからネット上で「あの○○はオワコン」などど卑下されることがあります。それでもまだまだ固定ファンはいますが、その番組を見ない人がネット上で「オワコン」だと煽るように書かれていることがあります。

このゲームはオワコン

今では誰もが使っているスマホのアプリゲームですが、日本人は流行に敏感で飽きっぽい性格の方が多いです。そんな中、爆発的にブームになるアプリゲームも2、3ヶ月も経たないうちに、周りから「まだやってんの?そのゲームはオワコンだよ」とその人の主観で言われ、それがネット上ですぐに波及し、いつの間にか夢中でやっていたゲームは「オワコン」になっていたりします。

あの芸人はオワコン

昔は一発的に芸風が受けたが、すぐにブームは過ぎ去り「一発屋」と言われる芸人が多数存在しました。芸人に限らずヒット曲が一曲だけでその後ヒット曲が出ない歌手やアーティストもいました。

今はリズムネタの芸風が一気にブレイクして行きますが、お茶の間に浸透した頃には、毎日のようにそのネタを見なきゃいけない視聴者からは煙たがられ、「もう毎日この芸人はウザい。この芸人はオワコン」とツイッターなどに投稿されるとそこから一気に火がつき半年も経たないうちに、その芸人はお茶の間には登場しなくなります。

サラリーマンはオワコン

サラリーマンを辞めてフリーランスになった起業家がサラリーマンに対して「サラリーマンはオワコン」と人に対して使っています。若い世代の給料が安い、部署や勤務地を選べないし上司も選べない、満員電車に乗って会社に通勤が当たり前、という理由がいわれていますが、若くてもやりがいがあって高い給与をもらっているサラリーマンもいますし、そうした生活に満足している人も大勢いますので、サラリーマンがオワコンとは断言できないでしょう。


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