「訃報」とは?意味や使い方をご紹介

人生を歩んでいれば誰しも身内や知人の死に直面します。悲しいことですが避けられない現実です。皆さんも「訃報」に接したことがおありでしょうか。今回は、この「訃報」という言葉の意味や正しい書き方、知らせ方などをご紹介しましょう。

目次

  1. 「訃報」の読み方と意味
  2. 「訃報」の書き方
  3. 「訃報」連絡のマナー
  4. 「訃報」を伝える相手
  5. 「訃報」のまとめ

「訃報」の読み方と意味

「訃報」の読み方と注意点

「訃報」という言葉は名詞で、「ふほう」と読みます。「訃」という漢字は他にあまり使いませんので見慣れない字ですが、読み方は「ふ」です。「訃」は見た目が「計」と似ているため、「けいほう」などと読み間違えないよう注意が必要です。

また「悲しい知らせ」を意味する「悲報」(ひほう)と発音が似ていますが、混用しないように気をつけることも重要です。

「訃報」の意味

「訃報」の「訃」という漢字は「人が亡くなったことを、他人に急いで知らせる、告げる」または「死亡の知らせ」という意味を持ちます。「報」は「知らせること」ですので、「訃報」は「人が死去したことの知らせ」という意味になります。「訃音(ふいん、ふおん)」といった類語もあります。

前述した「悲報」は幅広く「悲しいお知らせ」を意味し、そこに人の死の連絡も含まれることがありますが、「訃報」は人が死去したことについて報告する場合だけに用いられる名詞です。「逝去のお知らせ」「死亡通知」などを短く表す言葉だともいえるでしょう。

「訃報」の書き方

「訃報」はその字の成り立ちから分かるとおり、ある人が亡くなったことを、近親者や関係者がいち早くゆかりのある他人に知らせることを示します。このため訃報には、過不足なく簡潔に、しかも間違いのない情報が盛り込まれている必要があります。

一般的に訃報で不可欠な情報は次の通りです。

  • 故人の氏名(読み仮名)、死亡時の年齢
  • 死亡時の肩書、主な肩書(あるいは縁故関係=○○氏の妻、父など)
  • 死亡日時と死因、死亡場所
  • 自宅や連絡先住所(弔電の宛先となる場所)
  • 葬儀・告別式の日取りと場所
  • 喪主名(故人との関係も)

訃報で特に注意すべきなのは故人氏名の漢字、読み、年齢の間違いです。大変失礼に当たりますので、親族代理で記入するような際は、近親者に聞いたり資料などを元に慎重に書くことが大事です。もちろん弔電の宛先となる住所や葬儀日程なども、弔問者らの迷惑になりますので、間違いは厳禁です。

最近は個人情報やプライバシー保護の観点から、死因や住所、葬儀日程などは訃報に記載しない例も増えているようです。また簡略な事実の連絡だけで「葬儀は親族だけで済ませました」「香料・供物は辞退します」などと付言するケースも多くなっています。こうした訃報の内容は故人や近親者の意向に従うことも大切でしょう。

「訃報」連絡のマナー

「訃報」は「とり急ぎ、関係者に事実を伝える」というニュアンスを持つ言葉ですから、訃報を他者に知らせる場合は、原則的には電話で直接伝えるのがマナーです。もちろん、故人との関係が希薄だったり、儀礼的な間柄や縁遠い場合などはメールやFAX、あるいは死亡広告などで代用することもあり得ます。しかし基本的には、親族内や親しい知人などに対しては、電報やましてSNSなどではなく、直接言葉でいち早くお知らせするのが基本といえるでしょう。

訃報は多くの場合急を要するものですから、よほど常識外の時間帯でなければ、相手の心情も考え早朝・深夜でも伝えるべきだといえます。ただ電話の口頭では、前述のような詳しい内容までは伝えきれないこともあります。その際は、取り急ぎ死亡の事実だけ伝え「葬儀などの詳細は追ってメールしますので、アドレスをお教えください」「これからFAXいたします」といった形でも構いません。

「訃報」を伝える相手

急を要する「訃報」は、基本的には①親子、兄弟などの近親者②少し離れた親族③親しい友人、知人④学校や会社関係者⑤親族の関係者、自治会など―といった順に連絡します。これは一般的な事例で、人によっては電話連絡は近親者や親しい知人らだけにとどめ、葬儀参列を求めない相手については後日ハガキなどで知らせる、といったケースもあります。

「訃報」のまとめ

身内であっても、その知人や会社関係などは意外に詳細が分からないものです。高齢化が進み「独居老人」なども増えつつある昨今。防災の心がけとも共通しますが、日頃から、家族の間でいざというときに備えた連絡先一覧をメモに残す、といった対応も、これからは大切になってきそうです。

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