「チノパン」とは?意味や使い方をご紹介

誰のクローゼットにも、一本は入っていそうなチノパン。カジュアルな服として人気の高いチノパンですが、何がほかのパンツと違うのでしょう。説明しようとすると、正確には知らない部分も多いのではないでしょうか。この記事では、そのチノパンについて解説します。

目次

  1. 「チノパン」とは?
  2. チノパンと呼ばれないチノパン
  3. チノパンの流行と定着
  4. ジーパンとチノパンの違い
  5. テレビ番組の「チノパン」

「チノパン」とは?

「チノパン」とは、チノクロスという生地で作られたパンツのことです。「チノ」と呼ばれることもあります。色はベージュを中心に、カーキ、茶色などが多く、ブラック・ホワイト・ブルーなどもあります。なお、チノクロスを使ったシャツはチノシャツと呼ばれます。

チノクロスは、綿の厚手の綾織物で、じょうぶなため、19世紀中ごろからイギリスやフランスで軍服用の素材として使われました。肌触りや着心地も良く、価格もリーズナブルなため、作業服にも使われています。綿が基本ですが、現在のチノクロスには、ポリエステルやまれには麻が使われていることもあります。

チノの名前は、第一次世界大戦中にアメリカ陸軍が軍服にこの生地を使用した際、中国(China)から購入していたためと言われています。また、スペイン語で中国人を表す「Chino」から来ているという説もあります。

チノパンと呼ばれないチノパン

一方、チノクロス生地を使っていても、チノパンと呼ばれない場合もあります。チノクロス生地よりも強いファッション上の特徴があるときは、そちらの特徴で呼ばれることが多いようです。

例えば、チノクロス生地のひざ丈のパンツは単にハーフパンツと呼ばれ、チノクロス生地でひざの横に大きなポケットのあるパンツは単にカーゴパンツと呼ばれることが多いものです。

生地がチノクロスであることはそれほど大きな特徴ではないため、単に「チノパン」というときは、生地以外には大きな特徴のないパンツを指していることが多いでしょう。

チノパンの流行と定着

現在のようなカジュアルの定番のアイテムになったのは、1970~80年代のことです。アメリカ東部の上流階級の若者がおしゃれ着として着始めたチノパンが、雑誌で紹介されたことで日本でも人気を呼び、ブームになりました。いわゆるプレッピーブームです。その後、流行に合わせて少しずつデザインの変化はありましたが、ファッションアイテムとして定着しました。

現在では、季節を選ばずに着ることができ、男性も女性も着ることができるため、広く親しまれているアイテムとなっています。

ジーパンとチノパンの違い

どちらもカジュアルには欠かせないジーパンとチノパンですが、どのような違いがあるのでしょうか。

ジーパンは、厚手でじょうぶなデニム生地で作られているパンツのことです。青や紺色のものが多く、かつては作業着として着られていましたが、現在はチノパンと同様にファッションとして着られるようになりました。

ジーパンはもともとが作業着だったので、チノパンよりももっと強くカジュアルなイメージを与えます。そのため、レストランやパーティーなど、場所によっては着ていくのに適さない場面があります。仕事に着ていくときも、着ていける場面は限定されます。

一方、チノパンはジーパンよりもきれいに着ることができ、着ていくシーンをそれほど選びません。シャツ、ジャケットなどと合わせれば、ビジネスカジュアルとして着ることも可能です。クールビズでも、ジーパンは不可、チノパンは可、という会社も多くあります。

なお、ジーパンという言葉は和製英語で、正しい英語ではジーンズ(jeans)です。チノパンも、英語ではChino pantsと表記されます。

テレビ番組の「チノパン」

ファッション用語のチノパンとは別に、「チノパン」というタイトルのテレビ番組がありました。2000年10月から2001年9月までフジテレビで放送された深夜のトーク番組で、司会をしていた千野志麻フジテレビアナウンサー(当時)の名字と、ファッション用語のチノパンとをかけて「チノパン」というタイトルがつけられました。「チノパン」は後に千野アナウンサーの愛称にもなりました。


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