「お悔やみ申し上げます」とは?意味や使い方を例文を含めてご紹介

「お悔やみ申し上げます」とは、お通夜やお葬式でよく耳にするフレーズです。弔問で遺族をいたわるだけでなく、弔電や遺族に送る手紙にも入れることができます。ここでは、「お悔やみ申し上げます」を使う文例、意味や使い方を詳しく紹介します。

目次

  1. 「お悔やみ申し上げます」の意味
  2. 「お悔やみ申し上げます」の使われ方
  3. 「お悔やみ申し上げます」弔電
  4. メール・SNSでの「お悔やみ申し上げます」は失礼?

「お悔やみ申し上げます」の意味

「お悔やみ申し上げます」(読み:おくやみもうしあげます)という言い回しは、お通夜や葬儀で弔問をする時に使われます。故人や遺族に対して、哀悼の意を丁寧に伝えるための言葉です。

「悔やみ」は故人と遺族に対して、お弔いの気持ちを込めて用いられる語句です。これに、接頭語「お」をつけて、丁寧語としています。

故人に対しては、「亡くなられたことを悲しく思っています」と、相手の死を惜しむ気持ちが込められ、遺族には「大切な方とお別れして、どんなに辛く悲しい思いをなさっていることでしょう」という慰めのニュアンスを感じさせる言葉です。

「申し上げます」という「言う」の謙譲表現を使うことで、故人や遺族に対する敬意を表しています。

「お悔やみ申し上げます」の使われ方

「お悔やみ申し上げます」を使う場面

通夜や葬儀などで遺族と顔を合わせた時、故人や相手を気遣う気持ちを込めて「この度はお悔やみ申し上げます」と低めの落ち着いたトーンで声をかけます。

「この度」とは最近起こったことを表す言葉で、「今回は」という意味です。「亡くなったこと」について直接的な表現を避けるために使われます。

【お悔やみ申し上げます 目上の方に使う丁寧な表現】

  • この度は心よりお悔やみ申し上げます…「心より」を付けることで、より丁寧な印象。
  • この度は謹んでお悔やみ申し上げます…「謹んで」は相手への敬意を示す「かしこまって」という意味。
  • この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます…「愁傷」は家族の死で相手が心に受けた傷を強く慰める気持ちを表します。愁傷に「ご」と「様」をつけ、「ございます」と結ぶため、強い敬意を示す表現に。

「お悔やみ申し上げます」返答の仕方

弔問客から「お悔やみ申し上げます」と言われた場合、相手の気配りに感謝して「お心遣いをありがとうございます」と返答しても、問題ありませんが、弔事に「ありがとう」という言葉はふさわしくないと考える方も一定数いらっしゃいます。

【お悔やみ申し上げます 返答例】

  • お心遣いをいただき恐縮しております…「恐縮」は「手を煩わせて申し訳なく思い恐れ入る」という意味合いが込められ、目上の方に対して使うと丁寧な印象。
  • お心遣いをいただき痛み入ります…「痛み入る」を使うことで「相手に気遣いさせたことを申し訳なく思う」という気持ちが入ります。

「お悔やみ申し上げます」弔電

弔電を出す際にも「お悔やみ申し上げます」を使うことができます。「拝啓・敬具」などの頭語と結語、「〇〇の候」など時候の挨拶は省略することで、「突然のことに驚いている」という気持ちを表すのが通例です。

「お悔やみ申し上げます」にいくつかの言葉を付加して、「ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」や「突然の悲報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」という形式の文章で使われることもあります。

【お悔やみ申し上げます 弔電で使う例】

  • ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます
  • 〇〇様の御生前の御厚情に深く感謝いたします。故人の御功績を偲び、心からお悔やみ申し上げます。
  • A様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげます。ご家族の皆様のご心痛いかばかりかとお察し申しあげます。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。

弔電でのNGワード

【死を連想する言葉】
忌み言葉とも言い、弔事では死を連想する言葉を避けて言い換える決まりがあります。

  • 「死亡」…「逝去」・「永眠」・「悲報」などと言い換える
  • 「急死」…「急逝」・「突然のこと」・「思いがけない知らせ」などと言い換える

【繰り返しを連想する言葉】
悲しいことの繰り返しがあっては困るので、使わないようにします。
  • 「ますます」・「たびたび」・「くれぐれも」・「重ね重ね」等の畳語(重ねて使う言葉)
  • 「再び」・「追って」・「これからも」など、「次」を連想させる言葉

メール・SNSでの「お悔やみ申し上げます」は失礼?

現在では、メールやSNSでのメッセージ、ビジネスチャットは、仕事でもプライベートでも大切な連絡手段となっていて、〇〇さんの親族に不幸があったと連絡が入ることもあります。

お悔やみの気持ちを伝えるのにも、メールやSNSを使っても構わないという意見が、最近では一般的です。

ただし、取引先や目上の方には、弔電の方がふさわしい場合があります。目上の方や礼儀に敏感な上司や取引先に対しては、メールやメッセージのお悔やみをマナー違反と捉えられることもありますので注意が必要です。

メール・メッセージを使う際のマナー

メールなら件名に、メッセージなら冒頭に「お悔やみ申し上げます」と入れましょう。どのような内容なのか、相手にすぐに伝わります。

故人に近い遺族であれば、葬儀の手配に時間を取られることも、ままあるものです。本文は簡潔にして、文末に「ご返信は不要です」と入れて相手に返信する負担をかけないように気を配りましょう。

弔電を出す時と同様に、「死を連想する言葉」・「繰り返しを連想する言葉」は入れないという配慮は必要です。

文例

メールでの文例
件名に「お悔やみ申し上げます」

御父上様の突然の訃報に接し、驚いております。
略儀ではありますが、メールにて謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
私でできることがありましたら、遠慮なくおっしゃってください。
お返事はご不要です。どうかお気遣いなく。

メッセージでの文例
謹んでお悔やみ申し上げます。
ご心痛いかばかりかと存じます。
ご家族の皆様もどうかお力を落とされませんように。
ご返信は不要です。


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