「ゴーストタッチ」とは?概要を対処法も含めてご紹介

スマートフォンを使っている方の中には、「ゴーストタッチ」で困ったことがある方もいるでしょう。「ゴーストタッチ」はスマートフォンの誤作動を表す語ですが、「ゴースト」と付くと怖い感じもしますね。ここでは「ゴーストタッチ」の大まかな例や対処法について説明します。

目次

  1. 「ゴーストタッチ」の概要
  2. なぜ「ゴーストタッチ」と言う?
  3. 「ゴーストタッチ」の主な原因と対処法

「ゴーストタッチ」の概要

「ゴーストタッチ」は別名「おばけタップ」とも呼ばれる現象で、ユーザーが画面に触れていないにも関わらず、誰かが触れたかのようにスマートフォンが予期せぬ動きをする、もしくは操作しても反応がない、アプリが勝手に起動したり終了したりすることなどをいいます。

現代の生活に欠かせなくなりつつあるスマートフォンですので、このようなゴーストタッチ現象が起こると、使い勝手が悪くストレスが溜まるという方も多いようです。

また、相手とコミュニケーションを取る電話やSNSなどのアプリで不具合が起こると、迷惑をかけてしまうだけでなく、信用をなくす恐れもありますね。

(例文)「ゴーストタッチ」と思われる現象

  • インターネットを見ていたら勝手にスクロールしたり、リンク先に飛ばなかったりして、ゴーストタッチの現象が起きている。
  • 充電中にゲームアプリで遊んでいると、ゴーストタッチのようで途中で勝手に終了してしまう。
  • 何もしていないのに、勝手にアプリが起動して、SNSのメッセージが送信されたり、電話がかけられたりする。誰かに乗っ取られている?それともゴーストタッチなの?
  • ゴーストタッチではよくあることみたいけど、メッセージを入力しようとしても、テキスト入力ができない。液晶に触れていないのに、同じ文字が連続して入ることもある。焦っちゃうよね。
  • 車の中にスマホを置き忘れたら、勝手に再起動するなどひんぱんにゴーストタッチが起こるようになった。

なぜ「ゴーストタッチ」と言う?

「ゴースト(おばけ)」が勝手にスマートフォンを「触っている(タップ/タッチ)」という語が使われているのは、まるで心霊現象のように、何かわけが分からないものに操られているように見えるためでしょう。

中には、良からぬ人、もしくは、自分と身近な人で利害関係にある人がパスワードなどの重要な情報を抜き取って、困らせるために何らかの手段でスマートフォンを操っているのではと疑いを持つ方もいるようです。

しかし、多くの場合このような心配は杞憂に過ぎず、ゴーストタッチは何らかの機械的・ソフトウェア的な不具合によって起こされていることがしばしばです。

「ゴーストタッチ」の主な原因と対処法

「ゴーストタッチ」の現象が起こると考えられる主な原因と対策方法を、それぞれの項目に分けて紹介します。

ただし、以下のような場合は自分で対処するのは難しいので、メーカーや電話会社に持ち込んで修理を依頼しましょう。

  • 機種自体が変形し、センサーが特定の所にあたって誤作動している
  • バッテリーが劣化して、膨らんでいる
  • 液晶画面が割れている

液晶画面

「ゴーストタッチ」の原因が液晶画面にある場合、以下のような例が考えられます。

  • 画面の汚れ…クリーナーなどできれいに拭くと良い
  • 小さなひび割れをテープなどで補修…メーカーに持ち込んで修理をする
  • 手袋モードなどの設定にしている…画面の設定を見直す

画面の汚れが思わぬ不具合を招くケースはしばしばみられます。液晶画面に保護シートなどを貼っている場合でも、気泡や端の部分に思わぬホコリや細かい傷が付いて誤作動の原因になることもあります。

画面に少しのひび割れが生じている場合、大して影響がないので軽くテープなどで留めている人もいますが、テープで圧がかかっている分、指でタッチしているのと同じことになり、ゴーストタッチを招くこともあります。

冬場は手袋をしていても液晶画面が反応しやすいように、「手袋モード」など感度が良い設定にしている方も見られます。この場合、ほんの少しの動きで指で触れたとセンサーが読み誤りゴーストタッチが起こるため、注意が必要です。

スマホアプリやOSの不具合

ゴーストタッチが起こる場合、適切にスマートフォンのアプリやOSの更新を適切にしていないことが原因とも考えられます。ソフトの不具合が修正できないでいるため、想定外の妙な動きをしてしまうのです。

この場合のゴーストタッチの対策としては、公式アプリストアからアプリの更新をする、必要がある場合はOSのアップデートを速やかに行うなどの方法が挙げられます。

また、古い機種にはアプリが対応していない場合があるため、対策が難しい場合もあります。機種やアプリの仕様や注意書きをあらかじめ確認しておきましょう。

スマートフォンの熱

スマートフォンを充電しながら操作する、車のダッシュボードの上など直射日光が当たりやすく熱くなる場所にスマートフォンを長時間置き放しにするなどの行為は、機械の熱を上げる原因になります。

精密機械は熱くなると故障の原因になり、ゴーストタッチなどの誤作動を招きやすくなります。充電中はスマートフォンを操作しない、なるべく日光が当たらない涼しい場所に置くなどして対処しましょう。

また、一旦電源を切って操作をやめ、時間が経って熱が冷めてから再起動するとゴーストタッチが起こらなくなる場合もあります。


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