「怠惰」とは?意味や使い方をご紹介

「怠惰」という言葉について、二つの漢字の組み合わせから分かる言葉の意味、例文、さらに類義語の「怠慢・無精・横着」と「怠惰」がどのように使い分けられることが多いかについて、また、対義語の「勤勉・精勤」についても説明しています。

目次

  1. 「怠惰」とは
  2. 「怠惰」の意味
  3. 「怠惰」の使い方
  4. 「怠惰」の類義語と使い分け
  5. 「怠惰」の対義語

「怠惰」とは

「怠惰」は「たいだ」と読み、やらなければならないことをやらずに、のらりくらりとだらしなくしている様子を表す言葉です。

どちらかというと、やや固い感じのする言葉で、話し言葉としては日常的な会話よりも、訓話などの中で使われることが多いです。また、文書の中などで書き言葉として使われることもあります。

「怠惰」の意味

「怠惰」の「怠」という漢字は音読みでは「タイ、ダイ」などと読みますが、訓読みでは「なまける(怠ける)、おこたる(怠る)、だるい(怠い)」などとなります。訓読みから分かるとおり、心がゆるんで何もしていないような状態を表しています。

「怠惰」の「惰」という漢字は音読みでは「ダ、タ」などと読み、訓読みでは「おこたる(惰る)」と読む場合もあります。「怠」とよく似た意味で、なまけたり、これまでの習慣やくせを変えようとしないなどの状態を表しています。

よく似た意味の「怠」と「惰」を組み合わせてできた「怠惰」という言葉は、「なまけて何もしない」という意味になります。さらに「やるべきことや、やらなければならないことがあるのに、何もしていない」ようすを表すのに適した言葉と言えます。特に何もすることがなくて、のんびりとくつろいでいる様子を表すのには適していません。

「怠惰」の使い方

生活・人・性格などの言葉の前に「怠惰な」とつけて使う場合がよくあります。

「受験生という自分の立場を理解すれば、夏休みも怠惰な生活はできないはずです。」

「あの人は、仕事についてはとても真面目にがんばる人だったが、定年退職後はすっかり変わって、怠惰な人になってしまった。」

過ごす、生きるなどの言葉の前に「怠惰に」をつけて使うこともあります。

「部屋の中が散らかるのは、怠惰に過ごしている証拠だ。」

「怠惰に生きる人生は意味がない。」

また、「怠惰だ」「怠惰である」という言い方もあります。

「君の生活はとても怠惰だ。改善するべき点が多数ある。」

「怠惰」の類義語と使い分け

「怠惰」の類義語としては「怠慢」「無精」「横着」などがあります。

「怠慢」と「怠惰」

「怠慢(たいまん)」は「怠惰」とほぼ同じ意味の言葉です。しかし「怠慢」の方は「職務怠慢」「行政の怠慢」など、ある特定の立場の人や組織が、社会的・公的な責任を果たしていない状態を指すことが多く、主に私生活のだらしなさなどを表す「怠惰」とは使い分けされることが多いです。

「無精」と「怠惰」

「無精(ぶしょう)」も「面倒くさがる、なまける」などの意味があり、「怠惰」と似ています。しかし、生活全体のだらしなさを表すことが多い「怠惰」に比べ、「無精」の方は「無精ひげ」「出無精(でぶしょう)」などど特定の行為について面倒くさがっている様子を表す場合に使われることが多いです。

「横着」と「怠惰」

「横着(おうちゃく)」も「やるべきことを怠ける・楽をして簡単にすませようとする」などの意味があり、「怠惰」と似ています。しかし「怠惰」は何もやっていない様子を表すことが多く、「横着」の方は、どちらかというと、何かやってはいるが、楽して簡単にやりたいために手抜きをしているような場合などを指して使うことが多いです。

「怠惰」の対義語

「怠惰」の対義語としては「勤勉」「精勤」などがあります。

「勤勉」の意味は「仕事や勉学などに一生懸命はげむこと」です。学生がまじめに勉学にはげむ様子や、職人が自分の技能を高めようと努力する様子を表す場合などに使われることが多いです。

「精勤」の意味は「仕事や勉学などに精を出してはげむこと」です。学校や企業などでは、欠席や欠勤がない人、または少ない人などに、そのがんばりをたたえて「精勤賞」を送ると規定しているところも多いです。


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