「同様」とは?意味や使い方をご紹介

「同様」という言葉を耳にしたことのある方多いのではないでしょうか。字の通り同じことを表す意味で使われます。しかし、どのような点で「同じ」であるのか、分かりにくいかもしれませんね。こちらでは「同様」の意味や使い方を、類語を紹介しながら説明していきます。

目次

  1. 「同様」の意味とは?
  2. 「同様」の使い方
  3. 「同様」の類語

「同様」の意味とは?

「同様」(どうよう)は、同じであるもしくは、ほぼ同じであること、同じようなさまという意味です。「様」は、その物の形やありさまを言います。

「同様」の使い方

複数の物事や人などと比較して、それぞれの様子や種類、方法などが同じ、もしくはほぼ同じであるという場合に使います。

名詞の後に「~同様」と付いた場合、前の言葉を受けてその物や人と(ほとんど)変わりがないことを表します。「家族同様」「新品同様」などのような例があります。

少し堅い雰囲気の語ですが、「同様」は日常の場でもビジネス上でも使える言葉です。話し言葉でも書き言葉に使っても差し支えありません。

「同様」の例文

  • お疲れさまです。前回と同様で構いません。よろしくお願いします。
  • いとことは小さい頃から兄弟同様に育ってきた。
  • ネットオークションの説明では「新品同様」とあったけれど、すごくぼろぼろだな。
  • どの候補者も同様の公約で、代わり映えがしないな。
  • この場所では以前にも同様の事件がありましたね。
  • 今まで同様のやり方が通用しない、難しい脱出ゲームだ。

「同様」の類語

同等

「同等」(どうとう)とは、等しく同じことを言います。「同様」のように「同じこと」を表す類語ですが、「等級や程度が同じ」「技量が同じ」と、少し違いがあります。

等級や程度が同じ場合 例文】

  • えこひいきはせず、新入社員を同等に扱うつもりです。
  • 主催する団体は違うけれども、同等の資格や級として考えています。

技量が同じ場合 例文】
  • Aくんは簿記2級と同等程度の知識を有しています。
  • BさんはITの専門家と同等にやり取りする能力があります。

また、「同等」は数学や論理学の用語「同値」(どうち:二つの命題が同一の内容を言い表していること)のことをいう場合もあります。

軌を一にする

「軌を一にする」(きをいつにする)とは、中国の北朝について書かれた歴史書『北史』(ほくし)から由来した故事成語です。「揆を一にする」とも表記します。

意味は、「軌(車の車輪の跡)」を「一にする(同じにする)」ということから、置かれている立場や方向性が同じであることです。転じて、法律や国の制度を整えることから、天下を統一するという意味にもなりました。

【例文】

  • 私の考え方は、Aくんと軌を一にするように思えた。
  • 会長は革新的な動きをする人たちと軌を一にするようだ。
  • 主義主張が同じ人と組んで、軌を一にして国をまとめた。


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