「あぐり」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「あぐり」と聞いて何を思い浮かべますか?人名やドラマのタイトルであったり、さまざまな意味の英単語であったり、人によって異なるかもしれませんね。今回は「あぐり」の意味や使い方を、「あぐり」の名前に持つ人の略歴などを含めて解説します。

目次

  1. 「あぐり」とは
  2. 1.人名
  3. 2.ドラマのタイトル
  4. 3.「あぐり(agree)」の意味・使い方
  5. 4.「あぐり(agri)」の意味・使い方
  6. 5.「あぐり(ugly)」の意味・使い方

「あぐり」とは

「あぐり」とひらがなで書いてある場合、どういった意味になるのかは文脈に拠ります。「あぐり」に相当する言葉として考えられるのは、多くの場合、次のような言葉です。

  1. 人名:「鈴木亜久里さん」。「吉行あぐりさん」。
  2. ドラマのタイトル:『あぐり』
  3. 'agree':「承認・同意」を表す英語。
  4. 'agri':「農業」を表す英語'agriculture'の略。
  5. 'ugly':「醜さ」を表す英語。

次の項から、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1.人名

「鈴木亜久里さん」

鈴木亜久里さん(すずきあぐり)は、1960年生まれの元F1ドライバーです。1990年の日本グランプリで日本人として初めて3位に入賞、表彰台に立ちました。F1引退後はチームオーナーとして様々なカテゴリのレースに参戦するほか、後進の育成にも携わっています。

「吉行あぐりさん」

吉行あぐりさん(よしゆきあぐり)は、1929年に独立後、90歳を過ぎた2005年まで美容師として活躍し、2015年に107歳で死去しました。

長男は『驟雨』などを執筆した小説家・吉行淳之介さん、長女は数々のドラマや映画で活躍している女優・吉行和子さん、次女は俳人や小説家の吉行理恵さんです。

2.ドラマのタイトル

『あぐり』は1997年にNHKで放送された連続テレビ小説です。上述の美容家・吉行あぐりさんの実話エッセイ『梅桃(ゆすらうめ)が実るとき』をもとにした作品で、主人公のあぐりを田中美里さんが、あぐりの夫を野村萬斎さんが演じました。

吉行あぐりさんの長女・吉行和子さんは、本作であぐりの美容室の客として出演しています。

3.「あぐり(agree)」の意味・使い方

'agree'の意味

'agree'はもともと「喜んで受け入れる」ことを指す言葉です。現代では、「意見が一致する・賛成する・合意する」など多くの意味があります。

'agree'の使い方

  • I agree with her opinion that the meeting should now be done over the internet.(打ち合わせはインターネットで行うべきだという彼女と同じ意見だ。)
  • I agree.(あなたに同意する。→そうだね。)
  • We agreed on my annual salary.(我々は、私の年俸に合意した。)
  • They agreed to divorce.(彼らは離婚することに合意した。)

4.「あぐり(agri)」の意味・使い方

'agri'の意味

’agri'と略される'agriculture'のもともとの意味は「畑を耕すこと」です。現代では「農業・農耕・農学」などを表しています。

'agriculture'の使い方

  • Agriculture was badly damaged by the typhoon this summer.(この夏は台風のせいで農業が大きな被害を受けた。)
  • The College's Faculty of Agriculture is one of the best in the country.(この大学の農学部は国内でもトップクラスだ。)

'agri'を含む複合語

'agri'は、さまざまな農業関連の用語を表す接頭辞としても働く言葉です。

【アグリビジネス】(agribusiness)
農業を中心とした産業の総称です。農産物の加工・貯蔵や流通・農機具や肥料の製造など、多岐にわたる分野を指しています。

【アグリケミカル】(agrichemical)
農業で使用される化学物質、つまり、除草剤・化学肥料などを指す言葉です。「アグロケミカル」と表記されることもあります。

【農芸化学】(agricultural chemistry)
'agriciltural chemistry'は日本語の「農芸化学」を英訳した造語です。「農芸化学」は農学の一分野で、醸造学・発酵学・土壌学・植物栄養学などの研究を行っています。

5.「あぐり(ugly)」の意味・使い方

'ugly'の意味

'ugly'はもともと「恐ろしいような」という意味です。そこから派生して、現代では「醜い・不細工な」「醜悪な・不快な・おぞましい」「不愉快な・不機嫌な」などを表しています。

'ugly'の使い方

  • The historic cityscape has been transformed into an ugly landscape due to redevelopment.(再開発により、歴史的な町並みが醜い景色に変わった。)
  • Citizens are worried about the ugly incidents.(おぞましい事件に市民は不安がっている。)
  • I feel ugly with his behavior.(彼の振る舞いは不愉快だ。)

『アグリー・ベティ』

'ugly'という英語が日本でも広く知られるようになったのは、『アグリー・ベティ』(原題:Ugly Betty)というアメリカの連続ドラマの影響もあるでしょう。

タイトル通り、不細工なベティが、見た目の美しさが重視されるファッション業界で生き抜くという物語で、日本でも放送されました。

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