「ステゴロ」とは?意味や使い方をご紹介

「ステゴロ」という言葉をご存知でしょうか。俗語的な言葉ですので、「なんとなく聞いたことはあるけれど…」という曖昧な理解の方も多いかもしれません。「ゴロ」という言葉には複数の解釈があります。ここでは、「ステゴロ」の意味や使い方を、語源を含めてご紹介します。

目次

  1. 「ステゴロ」の意味
  2. 「ステゴロ」の使い方
  3. 「ステゴロ」の語源
  4. 「ステゴロ」の実例

「ステゴロ」の意味

「ステゴロ」とは、「武器を持たずに、素手で喧嘩(けんか)をすること」という意味の俗語的表現です。その意を取って、「素手喧嘩」と字が当てられることもあります。

「ステ」は武器を「捨て」ること、「ゴロ」は一説には「喧嘩」を意味する隠語であると考えられており、「ステ」+「ゴロ」で上記のような意味となるわけです。

あくまでも俗語的な言葉ですので一般的な会話に登場することは少なく、いわゆる不良漫画や格闘技などのジャンルで使用されている言葉です。

「ステゴロ」のイメージ

「ステゴロ」は、単に素手で喧嘩をするということ以上に、「男性的な潔(いさぎよ)さ」や「魂をこめた闘い」といったイメージを持たれることがあります。

世の中には銃やナイフといった殺傷武器が存在しますし、そこらに落ちている石や棒でさえ武器に成り得ます。それらを敢えて捨てて己の肉体のみを武器として闘う「ステゴロ」は、動物的本能に基づいた「強さ」の在り方のひとつであると考えられています。

また、「ステゴロ」であれば相手を死に至らしめる確率は(銃やナイフに比べれば)低く、命を奪うことなく純粋な力比べができます。この点も、「ステゴロ」が喧嘩において特権的なイメージを持たれる一因ではないかと推察されます。

「ステゴロ」の使い方

「ステゴロ」は、いわゆる不良・ヤクザ・半グレといった反社会的な勢力が使う言葉であるというイメージがつくことが多く、そうでない場合でも「乱暴者」「暴力的」という印象が一般的ですのでご注意ください。

そのため、例えば幼い子ども同士が身体を使って喧嘩することを「ステゴロ」とは言いません。その言葉を使うもの同士が内輪で通じ合うためのスラングの一種である、と考えてもよいでしょう。

前述のとおり「ステゴロ」には「潔い」というイメージもある一方で、「素手である他はルールなし(スポーツとは違う)」「武器や技さえ使いこなさない不調法者」というイメージもあり、いずれにせよ暴力的というイメージは一貫しています。

用例

  • ステゴロの勝負なら誰にも負けない自信がある。
  • かのヤクザは、喧嘩において武器は持たないというステゴロの精神を一貫して守っていた。
  • 次の格闘技イベントが「ステゴロ」と銘打たれて半年後に開催される。今から楽しみだ。

「ステゴロ」の語源

「ステゴロ」の語源について、「ステ」は冒頭でご紹介した通り「(武器を)捨てる」の意味と考えられていますが、一方の「ゴロ」のほうは諸説あります。

「ゴロ」自体に「喧嘩」という意味があるのですが、喧嘩とはまた別に「ごろつき」という言葉から来ているという説があるのです。「ごろつき」は、古来、一定の住所や職業を持たずあちこちをうろつくならずものを指しました。

安定した職につかない「ごろつき」たちは喧嘩や脅(おど)しなどの非合法活動で生計を立てていたため、「素手で喧嘩をするごろつきたち」が「ステゴロ」の語源になったのではないかとも考えられています。

「ステゴロ」の実例

「ステゴロ」の有名な実例として、昭和に生きたヤクザ・花形敬(はながたけい)が知られています(本名は字は同じで「たかし」と読みます)。

花形敬はいつも白いスーツで喧嘩で武器を持たないという変わった主義から、当時からヤクザの間で有名な存在でした。抗争によって33歳で刺殺されましたが、その死後も彼をモデルとした映画や漫画などが作られ、伝説的な存在となっています。

一例としては、板垣恵介による人気漫画「刃牙(バキ)」シリーズに登場する「花山薫」(はなやまかおる)などは、白スーツで非武装を貫くヤクザでステゴロの天才と、花形敬のスタイルを色濃く継承しています。


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