「成果」とは?意味や使い方をご紹介

「成果」は、ポジティブな意味合いでの「結果」を表す言葉です。「仕事で成果を上げる」「練習の成果を存分に発揮する」など、折に触れて「成果」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。この記事では「成果」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「成果」の意味
  2. 「成果」の使い方
  3. 「成果」と「効果」の違い
  4. 仕事の「成果」を評価しあうツール
  5. 「成果」を英語で

「成果」の意味

「成果(せいか)」とは、「成しえた良い結果。出来栄え」という意味です。意味をより深く理解するため、「成」と「果」それぞれの漢字についてみていきましょう。

「成」の字義

「成」は音読みで「せい」「じょう」、訓読みで「な(る)」と読みます。「成果」においては、1の意味で用いられています。

【意味】

  1. 成し遂げること。仕上がること。(例:完成、成功)
  2. 育つこと。育てること。(例:成長、育成)

「果」の字義

「果」は音読みで「か」、訓読みで「は(たす)」と読みます。

【意味】

  1. 木の実。くだもの(例:果実、果樹など)
  2. 原因によって生じる一切のもの(例:結果、成果など)
  3. 思い切って行う事(例:果敢、果断など)
  4. 思った通りであること。はたして(例:果然など)

「成果」では、2の意味が反映されています。それぞれのの字義を組み合わせると、「成果」とは、「成し遂げたことによって生じるもの」という意味であることがわかりますね。

「成果」の使い方

「成果」は上述の通り、何らかの行動・行為によって得ようとしている、または得た結果が良いものであるときに使います。結果が望ましいものではなかった場合には不適切でしょう。

例文

  • 仕事で一定の成果を上げ続けたことを評価され、晴れて昇進が決定した。
  • 模試で努力の成果が出たことで、勉強方法が間違っていなかったと確信できた。
  • 自主練習に勤しんだにも関わらず、成果が一向に表れない。
  • プレゼンのリハーサルを念入りにしたことで、素晴らしい成果を収めることが出来た。

「成果」と「効果」の違い

「成果」と「効果(こうか)」は、言葉として近しい印象を持つかもしれません。では、どういった部分に違いがあるのでしょうか。2つの語句の違いを理解するために、まずは「効果」の意味を押さえましょう。

「効果」には2つの意味があります。①ある行為によって得られた、期待通りのよい結果。効き目。②演劇などにおいて、その場にふさわしい状況を人為的に作ること。

「成果」に近い意味としては1が挙げられます。「行為によって結果を出す」という点で、2つの言葉は似ていると言えそうです。

しかし、「成果」は良い結果を得るために、ある程度主体的に関わることや努力が必要な反面、「効果」においてはそれらを必ずしも必要としません。また、「効果」は「目的通り」ですが、「成果」は、「より良い結果」と表すことができるでしょう。

仕事の「成果」を評価しあうツール

皆さんは、「ピアボーナス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。平たく言えば「従業員同士がお互いの成果・貢献を称えあって得られるボーナス」のことです。従来通りの評価では難しい、見えづらい成果がある中での、新たな評価制度ととらえる向きもあります。

現在では、この「ピアボーナス」を可視化して提供するツールも登場しています。従業員同士で、感謝や称賛の気持ち、頑張りをカジュアルに送りあうことができます。

このようなツールの導入によって、組織に一体感が生まれる、従業員間での意識を高めることができるともされ、注目を集めているようです。

「成果」を英語で

「成果」は、英語で表現する場合には「results」が当てはまるでしょう。

【例文1】

  • I was able to achieve a certain amount of results for a given job.
  • 訳:私は与えられた仕事に対してそれなりの成果を上げることができた。

【例文2】
  • I couldn't produce results in spite of all the efforts I made.
  • 訳:私は努力したにも関わらず成果を出すことができなかった。

【例文3】
  • He got a regular by making a certain results in the practice games.
  • 訳:彼は練習試合で成果を上げたことでレギュラーを手にした。

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