「重要」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「重要」という言葉は非常に身近な熟語のひとつでしょう。学校、ビジネスなどさまざまな場面において使われますから、この意味を知っておくことも「重要」と言えるかもしれませんね。この記事では、「重要」の意味や使い方を、類語も交えて紹介します。

目次

  1. 「重要」の意味
  2. 「重要」の使い方
  3. 「重要」の類語

「重要」の意味

「重要(じゅうよう)」には「非常に大切なこと。大事なこと」という意味があります。まずは、それぞれの漢字の意味から熟語を詳しく理解していきましょう。

「重」の字義

「重」には訓読みで「おも-い」「かさ-ねる」、音読みで「じゅう」「ちょう」といった読み方があります。

【「重」の意味】

  1. 重いこと。重々しいさま。(例:体重、重金属など)
  2. 重んずること。大切にすること。(例:貴重、重要など)
  3. はなはだしいこと。(例:厳重など)
  4. 重ねること。(例:重複など)

このように多くの意味を持ちますが、「重要」においては2の意味で用いられています。

「要」の字義

「要」は音読みで「よう」、訓読みで「かなめ」「い-る」といった読み方をします。

【「要」の意味】

  1. 物事の大事なところ。かなめ(例:要所、要約など)
  2. 求めること。いること。(例:要求、必要など)
  3. 待ち受けること(例:要撃など)

「重要」では1の意味が反映されています。このように、「重要」は2つの漢字それぞれに「大切な・大事な」という意味が含まれていることがわかります。同じ意味の漢字を重ねることで、より「大切さ」が強調されていると言えます。

「重要」の使い方

「重要」は、「重要な~」や「重要性」などさまざまな形で使われます。文章に用いる時は、何が「重要」であるかを具体的に説明する言葉を伴うと、より伝わりやすくなるでしょう。

例文

  • 今回のプロジェクトはわが社の今後を左右するほどの重要な仕事だ。心してかかるように。
  • 来週のテストは私の進級がかかった重要なものなので、寝る間も惜しんで勉強をした。
  • ゲームをクリアするのに重要度の高いミッションなので、これはパスできない。
  • この本は私にとって重要なものではないので、彼に譲り渡すことに決めた。

「重要」の類語

「肝心」

「肝心(かんじん)」「極めて大切なこと」という意味があります。「肝心」は「肝腎」とも表記することがあります。肝臓・心臓(腎臓)は、に人体にとって非常に大切であることからこの漢字が当てられています。

【例文】

  • プレッシャーはあるだろうが、落ち着いて試験に臨むことが肝心だ。
  • 友達から電話がかかってきて、ドラマの肝心なクライマックスを見逃してしまった。
  • 彼女の説明は肝心な部分が抜け落ちており、意味が正確に伝わらなかった。

「必要不可欠」

「必要不可欠」は、「必要」と「不可欠」2つの熟語から構成された言葉です。「必要」は「なくてはならないこと」という意味があります。一方「不可欠」は、「欠くことのできないこと」を表します。

「欠かせないほど大切なこと」ととらえると、「重要」に近い意味であると言えるでしょう。

【例文】

  • この研究を世に発表するには教授の承認が必要不可欠だ。
  • この試合に勝つためには、4番でピッチャーの彼の活躍は必要不可欠と言える。
  • 子供の成長には親の愛が必要不可欠ではないかと考える。

「肝要」

「肝要(かんよう)」には「非常に大切であること」という意味があります。ある物事の中で「一番大切な部分」を表す時に使われる傾向にあります。「重要」よりも、やや大切さを増したニュアンスがあるでしょう。

【例文】

  • わが社の管理システムの肝要な部分にエラーが発生したらしく対策班は大慌てしている。
  • より良い作文を書くためには沢山の著書を読み込むことが肝要だと気づいた。
  • この作品で肝要な巻が押しなべて売り切れになっており憤慨した記憶がある。

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