「銘打つ」とは?意味や使い方を例文や類語を含めてご紹介

「銘打つ」と言うと、難しいことのように感じられる方も多いのではないでしょうか。「銘打つ」は限られた用途で使われるだけでなく、派生した言葉の意味で広く使われている場合もあります。「銘打つ」の意味や使い方を例文と類語を交えて紹介します。

目次

  1. 「銘打つ」意味
  2. 「銘打つ」使い方と例文
  3. 「銘打つ」類語

「銘打つ」意味

「銘打つ」(めいう-つ)の意味は以下の通りです。「銘を打つ」とも書きます。

  1. 作者が自分が作った物に自分の名前を刻みつけること
  2. (1から派生して)商品などに特別な名前をつける、名目を示すこと

「銘」には、器や石に付けられた由来や功績を記した文章の他に、戒めとする言葉、上品な品物などの意味がありますが、「銘打つ」という言葉では作品に入れた製作者の名前がふさわしいでしょう。

「打つ」は、細工をして作る、文字や記号などを付けることを表しています。

「銘打つ」使い方と例文

上記の「銘打つ」の意味のうち1については、意味どおりなので割愛し、ここでは、2の意味について使い方を説明します。

注目されるための宣伝文句を入れる

「銘打つ」は、商品を新発売する際や映像作品、書籍などの作品が出された時に使われることがあります。多くの人の目につくよう、商品や作品の宣伝をする際に謳い文句を付けてアピールすることを「○○を銘打つ」と言います。

【例文】

  • 洋画を公開する際に、よく「全米が泣いた」と銘打っているけど本当かな?
  • 「究極の逸品」と銘打った画期的な文房具が販売された。

注目される人に付けることも

商品や作品などだけでなく、人にも謳い文句として「銘打つ」ことがあります。一般人ではなく、芸能人や文化人のようにテレビなどの番組に出演していて目を引く人に、特徴をとらえたわかりやすい言葉を付けて呼んだり、紹介したりする場合もあります。

【例文】

  • ジャイアンツで「ミスター」と銘打たれているのは長島終身名誉監督だ。
  • フィギュアスケートの男性選手に対して「氷上の貴公子」と銘打つことがある。

「銘打つ」類語

名目

「名目」(めいもく)は、名称や呼称を表す言葉ですが、特に表向きの名前や名称を指します。本来の名前や呼び名とは違う、あだ名や広告などの目的で挙げるフレーズのことを「名目を掲げる」というように使うこともあります。

掲げる」は新聞や雑誌、テレビなどの媒体に目立つように載せたり、広く知らせる際に使われる言葉です。

【例文】

  • 「小学生にも分かりやすい」という名目を掲げたハウツー本を購入した。
  • ○○会社の実質上の経営者はA氏であり、B氏は名目上の代表者だ。

キャッチコピー・惹句

「キャッチコピー」は、商品や作品の広告や告知、宣伝目的で使われる短い文章や言葉の一節です。注目されたり、購買意欲を煽ったりするために人の気を引く目立つ言葉や表現が使われます。芸能人を売り出す際にも同様です。

なお、「キャッチコピー」は、和製英語です。日本語で表現すると「惹句」(じゃっく)と書きます。また、英語では、「キャッチフレーズ(catchphrase)」や「スローガン(slogan)」を使います。

【例文】

  • アイドルのキャッチコピーは清々しい内容のものが多い。
  • ○○電機の新製品のキャッチコピーは、購買意欲を促す素晴らしいものだ。


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