「サーキュレーター」とは?意味や使い方をご紹介

「サーキュレーター」を自宅で使っている方はいらっしゃいますか?エアコンやストーブの冷気や暖気を効率的に部屋中に行き渡らせることができるので、省エネの点でも注目されている家電ですね。今回は、この「サーキュレーター」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「サーキュレーター」とは
  2. 「サーキュレーター」はどんな機械?
  3. 「サーキュレーター」と「扇風機」「換気扇」

「サーキュレーター」とは

サーキュレーター」とは、空気を循環させる送風機のことで、扇風機に似た形状の機械です。英語では「circulator」と記述します。「循環する」を意味する動詞「circulate(サーキュレイト)」の名詞形です。

「サーキュレーター」の文例

  • サーキュレーターを使うようになって、ストーブ一つでも部屋が温まりやすくなった。
  • 会社の席は冷気が直撃するから、サーキュレーターの購入を申請した。
  • サーキュレーターの向きを少し変えたほうがいいんじゃない?

「サーキュレーター」はどんな機械?

「サーキュレーター」は、室内の空気を循環させる為に、直線的で遠くまで届く強力な風を起こすのに適した構造をしています。これは、空気を動かすのに一番効率が良いという研究結果によるそうです。

「サーキュレーター」で、冷気や暖気が留まっている場所へ向けて送風すると、空気を循環し、室温を均一にできます。

エアコンや暖房器具と併用すると効率的に冷却または暖房できるので、電気代節約などの点でも注目されていますね。また、窓やドアを開けて使用すれば、室内の空気の入れ替えにも威力を発揮します。

「サーキュレーター」の使用方法

【空気の循環】

  • エアコンと併用する場合、エアコンの送風とぶつける形で送風すると、冷気や暖気が部屋全体に行き渡る。
  • ストーブの暖気は天井付近に溜まるので、天井に向けて風を送ると、部屋中が温まる。
  •  エアコンの冷気は床面付近に溜まるので、床と水平に送風することでも冷気が部屋全体の温度が均一になる。

【空気の入れ換え】
  • エアコンが設置されていない隣の部屋にも、設置されている部屋から冷気を送風することができる。
  • 夏場、窓を閉め切った部屋に帰宅した際には、窓や扉を開けて送風すると、こもった熱気を屋外に排出できる。
  • 焼肉や焼き魚など部屋にこもった匂いも、窓や扉を開けて送風すれば、室外に一気に排出できる。

【その他】
雨の日など、洗濯物を部屋干しする場合は、洗濯物に直接風を当てれば早く乾かすことができる。

「サーキュレーター」と「扇風機」「換気扇」

「サーキュレーター」と「扇風機」

「扇風機」は、基本的に、人に向けて直接風を送って涼をとることを目的とした家電です。簡単に言えば、自動の団扇(うちわ)ですね。室内に設置するファンという点においては「サーキュレーター」に似ていますが、使う対象や送風方法は異なります。

「サーキュレーター」は冷気や暖気の溜まり場に向けて使うので、そこに向けて直線的に風を送ります。一方、「扇風機」は人に向けて使うので、肌に当てて心地いい程度の風量で、あちこちに満遍なく風を送れるように首振り機能が付いているのです。

なお、最近では、サーキュレーター機能が付いた「扇風機」も発売されていて、必要に応じた使い分けが可能になっています。

「サーキュレーター」と「換気扇」

「換気扇」とは、室内の空気の排出、排煙、室外の空気との入れ替えを強制的に行う電気機具です。空気を動かすためにファンを回すという機能は「サーキュレーター」と同じですが、設置場所は異なります。

一般的に、室内の空気を循環させる「サーキュレーター」は室内に、室内と室外の空気を入れ替える「換気扇」は壁や天井など室外との境に設置します。


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