ネットスラング
「ネットスラング」とはその言葉の通り、「インターネットで使われるスラング」を指しています。スラングは英語で「slang」と表記され、「俗語」や「特定の社会や職業の通用語、専門用語、合言葉」などの意味を持っています。
これらのことから「インターネット上での通用語や合言葉」を指して「ネットスラング」と言います。
ネットスラングの種類
「ネットスラング」には一定の法則性を持つものがあり、いくつかの種類にわけることができます。そんな種類について紹介していきたいと思います。
略語
インターネットでは口頭の会話より、キーボードで文字入力してコミュニケーションを取ることがほとんどです。そんな中、主にチャットなどの速度が求められる場面で使われることが多いのが略語。主に下記のようなものがあります。
- お疲れ様→「乙」
- ありがとう→「あり」
- (笑)→「w」
- グーグルで検索しろ→「ググれ」
ネットスラングは当然ネット上で使われる機会が多いため、覚えておくと便利です。
誤変換や当て字
キー入力した言葉を漢字などに変換する際、誤変換したり、故意に当て字を使ったりすることがあります。ネットスラングにはそこから生まれたものも数多く存在します。具体的には以下のようなものがあります。
- サーバー→「鯖」
- 神→「ネ申」
- 二次元→「虹」
- YouTube→「ようつべ」
顔文字・アスキーアート
インターネットを使っていると見かけることが多いのが顔文字。主に記号や文字などを組み合わせて作られます。他にも、記号や文字を使って作られる絵のことを「アスキーアート(AA)」と呼びます。そんな顔文字もアスキーアートも「ネットスラング」の一種です。ここではその中から、顔文字について紹介します。
- (´・ω・`)
- (゜Д゜)
- \(^o^)/
こういった顔文字は、感情を表現したいときに文の最後につけることが多いようです。
ネットスラングの使用例
ここからは「ネットスラング」の具体的な使い方を紹介していきたいと思います。
- そんなのこともわからないの? ググってこい
略語の「ググれ」を使った例文です。検索すれば出てくるような事柄や、説明するのが面倒なときに使えます。
- やばwwww草生えるwwwwww
「w」を使った例文で、ここでいう「草」も「w」のことを指しています。「w」は形が「草」に見えるため、「草生える」といった使われ方をします。
- 鯖落ちしたから今日は寝ます。乙。
「鯖落ち」とは「サーバーダウン」のことを意味しており、ネットゲームで使われることが多いです。この文章では「サーバーダウンしたから今日は寝ます。お疲れ様」という意味で使っています。
- ようつべ見てたら充電切れてオワタ\(^o^)/
「YouTubeを見ていたら(スマホやパソコンなどの)充電が切れて見られなくなった」という意味です。「オワタ」は「終わった」の意味で、充電が切れて見られなくなったことを指します。また、バンザイしているような顔文字「\(^o^)/」は、どうしようもない出来事に出くわしたとき、全てを投げ出したようなポーズに見えることから、「見られなくなってどうしようもない」という状況を表しています。
英語のネットスラング
今や世界的な規模で使われているインターネット。ネットスラングが存在するのはもちろん日本語だけではありません。そこで英語の「ネットスラング」の中から、日本でも使えるものを紹介していきたいと思います。
- 「lol」→ Laughing Out Loudの頭文字を取ったもの。意味は「大笑い」です。日本のネットスラングでいう「w」に当たるものと考えて良いでしょう。
- 「u2」→ you tooの当て字。「お前もな」と言いたいときに使えます。
- 「plz」→ pleaseの略語。「お願い」という意味です。
- 「tx」→ thank youの略語。「ありがとう」と伝えたいときに使えるネットスラングです。
ネットスラングのまとめ
いかがでしたか?「ネットスラング」について紹介しました。他にも日本語や英語の「ネットスラング」はまだまだ存在します。知っておくと便利ですので、お気に入りの言葉などを探してみてください。