「シュシュ」とは?
りんりんさんによるイラストACからのイラスト
「シュシュ」とは、フランス語の名詞”chouchou”をカタカナで表記したものです。この単語は、「お気に入り」や「秘蔵っ子」を意味します。
現在のところ、「お気に入り」などの意味の外来語としての定着は見せていませんが、その意味や響きの良さから、店名や商品名には様々なジャンルで頻繁に採用されています。
【例】
- ヘアサロン 『シュシュ』
- ウェディング&バンケット 『シュシュ』
- 子育て広場『シュシュ』
- CHOUCHOU千石(マンション名)
ヘアアクセサリーの「シュシュ」
輪ゴム状のヘアアクセサリー
現在、日本語で「シュシュ」と言ったとき、輪にしたゴムを布やリボン、装飾物で覆ったヘアアクセサリーを指すことが多いです。
「シュシュ」はドーナツのような形をしていて、髪の毛をしばって、その結び目に巻き付けるようにして使います。直接髪の毛を縛ることもできますし、ブレスレット的に腕にはめたままにする人もいるようです。
bBearさんによる写真ACからの写真
シュシュのTPO?
髪の毛をゴムで直接しばらずシュシュでまとめると、間に布やリボンが挟まるため、髪にしばった跡がつきにくく、女性にとってはとても実用的なアイテムです。
しかし、素材があまり良くなかったり、全体にボリュームがあったりすると、大人の女性には不向きと感じられる場合もあります。
反対に、大きくて派手であることが華やかで可愛らしく見えることから、AKB48などのアイドルグループの衣装に取り入れられているのをよく見かけます。
フランス語で「シュシュ」は?
「シュシュ」がフランス語に由来するのは前述の通りです。では、ヘアアクセサリーとしての「シュシュ」は和製フランス語なのでしょうか?
いいえ、これも立派なフランス語なのです。アクセサリーの「シュシュ」は、フランス語では”chouchou ( pour) cheveux"と表記されます。「髪の毛の(ための)シュシュ」くらいの意味です。