「いつも」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

いつも何気なく使っている言葉「いつも」。改めて意味を問われるまでもない言葉です。しかし「いつも」の意味や類語をちゃんと説明してくださいと言われたら、あなたは答えることができますか? 今回は、「いつも」の意味や使い方、類語についてみていきます。

目次

  1. 「いつも」の意味
  2. 「いつも」の例文
  3. 「いつも」の類語
  4. 「いつも」の語源
  5. 「いつも」の英語表現
  6. 「いつも」まとめ

「いつも」の意味

「いつも」は副詞として「いつも○○する」というように使います。「いつも」は大きく分けて二つの意味を持つ言葉です。

一つ目の意味は「どんな時でも、どんな場合でも、変わることがない様子」という意味です。「このお店はいつも人でにぎわっている」というときの「いつも」はこの意味で用いられています。

二つ目の意味は「特別のことではなく、日常的に繰り返されている様子」という意味です。「いつもこのお店で買い物をしている」というときの「いつも」は、こちらに当てはまります。

一つ目の意味は、「どんな時もずっと」という意味であるのに対し、二つ目の意味は「なにかをするたびにほぼ毎回」という意味の違いがあるのです。

「いつも」の例文

  • 今日はいつもと雰囲気違うね
  • あの野良猫、いつもこの交差点にいる気がするけど気のせいかな。
  • いつもありがとう!
  • いつもこんな感じです。
  • 大阪に来たらいつもこの店に立ち寄る。
  • 大きい買い物をするときは、いつもなかなか決心がつかない。

「いつも」の類語

つねに

「つねに」は「状況の変化に関わりなく、同じように持続する様子」という意味です。「いつも」の「どんな時もずっと」に近い意味です。

  • 旅行をするときは、つねに鈍行を使う。
  • つねに健康に気を付けている。
  • つねに最新情報をチェックしている。

常時

「常時」は「普段、平生、つね」という意味があり、「いつも」の「どんな時も」という意味に近い言葉です。フォーマルな場では「いつも」よりも「常時」の方がふさわしい場合もあります。

  • この商品は常時店頭にて販売しております。
  • 監視カメラにて、常時店内を監視しています。
  • 恋人、常時募集中です!

しょっちゅう

「しょっちゅう」は「同じことが頻繁に繰り返されている様子」を意味し、「いつも」の「それをするたびに毎回」という意味に近い言葉です。

  • 二人はしょっちゅうじゃれ合ってる。
  • パソコンが重くて、しょっちゅうフリーズする。
  • 夕方5時に薬を飲まなければいけないのに、しょっちゅう忘れてしまう。

たびたび

「たびたび」は「何度も繰り返す様子」を意味します。「いつも」の「それをするたびに毎回」に近い意味ですが、「しょっちゅう」に比べると頻度が落ちるイメージがあります。

  • たびたびの投稿すいません。
  • このセリフはドラマの中にたびたび登場します。
  • 遺産に関する相談をたびたび受けている。

毎度

「毎度」は「そのたびごとに」という意味で、「いつも」の「それをするたび毎回」という意味に近い言葉です。

  • 毎度毎度、ありがとうございます。
  • 旅行に行くと駅弁を食べるのが、毎度の楽しみだ。
  • 毎度毎度、遅刻してしまって申し訳ございません。

「いつも」の語源

「いつも」は「イ」「ツ」「モ」の三つに分けて、意味を見ていくことができます。まず、真ん中の「ツ」は、古い日本語で「時間」を意味する言葉です。

「イ」は「不定」を意味する接頭辞、すなわち、決まった何かではなくあいまいなものを指す言葉です。そのため「イツ」という言葉は、決まった特定の時間ではなく、「あらゆる時間において」、すなわち、現代の「いつ」という意味になります。

最後に副詞の接尾辞である「モ」をつけることによって、「いつも」という副詞が生まれました。

「いつも」の英語表現

「いつも」を英語で表すと、"usual"、"usually"、"always"などがあります。"usual"は形容詞として、"usually"は形容動詞として使用します。

「いつも」まとめ

これまで見てきたように、「いつも」には様々な類語があります。そのため、「いつも」は様々な言い方で言い表すことができます。

しかし、「いつも」が持つ「どんな時も」と「それをするたびに毎回」という二つの意味を一つの単語で表せる例は、なかなかありません。その意味で「いつも」は汎用性多が高く、ついつい「いつも」使ってしまう言葉なのです。


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