「矮小化」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「矮小化(わいしょうか)」という言葉をご存知でしょうか。やや硬い表現ではありますが、新聞や書籍などの中でよく使われています。この記事では、「矮小化」の言葉の意味や実例を交えた使い方について、わかりやすく解説していきます。

目次

  1. 「矮小化」とは
  2. 「矮小」の字義
  3. 例文

「矮小化」とは

「矮小」「わいしょう」と読みます。その意味は「丈が低く形の小さいこと。こぢんまりとしていること」です。

「◯◯化」という表現は、「理想化」や「酸性化」といった言葉がそうであるように、「ものごとを◯◯という状態や性質に変化させる」という意味として使われます。

そのため、「矮小化」には「小さくする。こぢんまりとさせる」という意味があります。

「矮小」の字義

「矮小」の「矮」という字は、「矮(みじか)い」「矮(ひく)い」とも読むように「丈が短い」と言う意味があります。また、「こびと」とも読み「背の低い人」のことを意味してもいます。

ちなみに、古代の日本人のことを「倭人(わじん)」と称していましたが、この「倭」にも「背が低い」という意味があります。

大元をたどると、「矮」と「倭」、この両者に共通する「委」という字が、背をかがめて(小さくして)踊る女性の姿から来ていることが原因であるようです。

 

「小」という字には「ちいさい」という意味があるので、「矮小」という字は「みじかい」と「ちいさい」という似たような意味の言葉を組み合わせて作られた二字熟語であるということがわかります。

このような作り方の言葉で、「矮小」と逆の意味の言葉に「巨大」があります。そのため「巨大化」という言葉もまた、「矮小化」の反対語となります。

例文

  • 文明の発達は、ある意味人類を矮小化させてしまったとも言えよう。
  • 物事を矮小化して考えてばかりいると、いつか足をすくわれるだろう。
  • ペットの中には野生に比べ矮小化したものもいれば、巨大化したものもいる。


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