「ソリューション」とは?意味や使い方をご紹介

「ソリューション」とは、問題解決を意味する言葉で、現在ではそれを目的とした製品やサービスにも用いられています。ビジネスの世界ではこの「ソリューション」という言葉が様々な場面で使用されます。ここでは「ソリューション」の意味や使い方をご紹介しましょう。

目次

  1. 「ソリューション」とは?
  2. 英単語としての「ソリューション(solution)」
  3. ビジネス用語としての「ソリューション」
  4. ソリューションがつく言葉

「ソリューション」とは?

「ソリューション」は「解決」「解答」を意味する英語「solution」が元のカタカナ語です。この意味から転じて、「問題を解決する」という意味を持つビジネス用語としても幅広く利用されています。

化学の分野では「ソリューション」と言うと「溶解」「溶体」「溶液」という意味を持ちます。

英単語としての「ソリューション(solution)」

「solution」の主な意味は以下のとおりです。

  • (問題・難局などの)解決、解決案
  • (問題・クイズなどの)解答
  • 溶液
  • 溶解すること

「solution」は不可算名詞で、動詞「solve」の派生語です。語源はラテン語の「solvere」で、「緩めること」「解き放つこと」という意味があります。これに由来して「解くこと」、転じて「解決」「溶解」という意味が生まれました。

例文

  • There are no easy solutions.(容易な解決策はない。)
  • It's the solution to the puzzle.(そのパズルの答えだ。)

ビジネス用語としての「ソリューション」

ビジネス用語として「ソリューション」が使われる時、その意味は問題解決を行うサービスやビジネス形態のことまで広く指します。

元々はIT用語で、高度で複雑なIT技術において、発生した問題を専門的に解決する「ソリューションサービス」「ソリューションシステム」という言葉がありました。ITの普及に伴ってこれの需要も増加し、それが言葉の浸透にも繋がったと考えられます。

現在では「企業が抱える問題に対して人員やノウハウ、システムなどのさまざまな方法で解決すること」を、ソリューションと言い表すようになりました。その中でもIT技術を使って解決するものをITソリューションと呼びます。

IT以外だと、経営の分野や、食品業界などでもソリューションという言葉が利用されつつあります。

例文

  • この工程に時間がかかっているので、A社の提案するソリューションを導入することを決めた。
  • 業務の効率化を図るためにもITソリューションが必要である。
  • その企業にあったシステムを提案するソリューション営業が勢いを増している。
  • 来年、部署名がビジネスソリューション部に変わるので、名刺を作り直さなければならない。

ソリューションがつく言葉

ビジネス用語としてのソリューションは、他の様々な言葉と組み合わせて使われることもあります。以下でその一部をご紹介しましょう。

ソリューション営業

「ソリューション営業」とは、顧客が抱える問題の解決法を提案し、それを実現するような商品やサービスを受注する営業手法のことです。コンサルティング営業ともいいます。

ソリューションビジネス

「ソリューションビジネス」は、「顧客の経営課題に対する解決策の提案」を商品としたビジネスモデルを指します。

ソリューションプロバイダー

「ソリューションプロバイダー」は、コンピューターのシステム構築や保守管理を行い、利用者の問題を解決する企業のことをいいます。

関連するまとめ


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ