「ks」とは?意味や使い方をご紹介

「ks」は2ちゃんねるから始まり、ネット上でよく使われている言葉です。2ちゃんねるを知っている人はその意味を簡単に答えられるでしょう。しかし、今ではそれとは違った意味でも使われています。今回は、「ks」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ks」の意味は
  2. 「ks」の語源
  3. 「ks」の使い方
  4. 「ks」を使用した派生語
  5. ネット用語以外の「ks」

「ks」の意味は

「ks」はネット用語であり、意味は二つあります。

  1. カス
  2. 既読スルー

1番目の意味は、削りカスのような物体ではなく、相手を馬鹿にするような意味の「カス」です。相手を侮蔑する言葉なので、使用には注意が必要です。

2番目の意味の「既読スルー」はSNSアプリのLINEで用いられる言葉です。LINEでは、受信したメッセージを読むと、送信者側に既読のサインが表示されます。「既読スルー」は、既読になった状態から返信をしないことを言います。

「ks」の語源

上でご紹介した二つの「ks」は、それぞれの語源はまったく違っており、発生した時期も異なっています。

「ks」の語源①【カス】

「カス」を意味する「ks」は、2ちゃんねる(現:5ch)に由来します。2ちゃんねるが広く普及した2000〜2010年頃、「ks」という言葉が使われ始めました。

「ks」は、「カス」を「kasu」とローマ字表記ものの頭文字(子音)を組み合わせています。

「ks」の語源②【既読スルー】

一方、「既読スルー」を意味する「ks」は、LINEに由来しています。2012年頃に「既読無視」という言葉が広まり、その後に「既読スルー」という言葉が生まれました。略語の「ks」は、さらにその後にできたと考えられます。

ここで疑問に思う方がいるかもしれません。「既読スルー」の「スルー」は英語の「through」です。それならば、略語は「ks」ではなく「kt」となるのではないか?

「ks」は、「既読スルー」を「kidoku suru-」とローマ字読みしたものが略されて出来ました。だから「kt」ではなく「ks」なのです。

「ks」の使い方

「ks」はネット用語なので、SNSなどの投稿で使われることが多く、日常会話ではほとんど使用されません。

「ks」の使い方①【カス】

「ks」は、ネット掲示板のなどにふさわしくないような書き込みがあった場合、その書き込みや投稿者を非難するときに用いられます。また、自虐的に自分に対して使うこともあります。

  • わざわざそんな質問をしてくんなks。
  • ksには何を言っても通じない。
  • どうせ私の作品なんかksみたいなもんですよ。

「ks」の使い方②【既読スルー】

「既読スルー」はLINE用語なので、この意味の「ks」は、主にLINEでの会話の中で用いられます。

  • 大事な内容なんだからksしないでよね。
  • 面倒な内容だったからksしちゃったよ。
  • クラスのグループラインksしたら嫌われちゃった。

「ks」を使用した派生語

「ggrks」とは

「ks」を使用した有名な派生語として「ggrks」という言葉があります。この言葉は2008年度の『現代用語の基礎知識』にも掲載されました。「ggrks」はどのような言葉の略かというと、「ググレカス」です。

「ググレカス」とは

「ググレカス」は、ネット掲示板などで、くだらない質問を投稿した人を侮蔑する意味で使われる言葉です。ここで言うくだらない質問とは、googleなどで検索すればすぐにわかるような質問を指します。

googleで検索することをネット用語で「ググる」と言いますね。つまり、「ググレカス」は「グーグルで検索しろカス」という意味。もっとわかりやすくいうと「それくらいの内容だったら、自分でgoogle検索して調べなさい」ということです。

ネット用語以外の「ks」

ネット用語以外で「ks」という略語で表される言葉には、次のようなものあります。ただし、これらは大文字で「KS」と表記されます。

  • アメリカ合衆国のカンザス州(State of Kansas)
  • ケラタン硫酸(Keratan Sulfate)
  • 韓国産業標準規格(Korean Industrial Standards)

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