「ググる」とは
「ググる」とは、検索エンジンのGoogle(グーグル)を使って検索すること、そこから転じて、インターネットで何かを検索することを意味します。フランス後の「サボタージュ」から生まれた「サボる」と同じように、(名詞+「〜する」)という構成で出来ている造語です。
ちなみに「ググれ」とは「〜を調べろ」という命令形になります。
Googleについて
Googleは、現在日本で1,2を争う検索エンジンです。そんな有名検索エンジンを提供しているGoogle社は、インターネット関連のサービスに特化した企業で、検索エンジンの他にも
- Google map(グーグル マップ)
- Google drive(グーグル ドライブ)
- Gmail
- グーグル 翻訳
などなど、便利なサービスを数多く展開しています。
使われ始めたのはいつ?
今や多くの人が使ってる「ググる」ですが、広く使われ始めたのは2001年ごろからです。「ググる」のような、インターネット発祥の言葉は「ネットスラング」と呼ばれ、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)を始めとしたインターネット掲示板の利用が最も盛んだった頃に大量に作られました。
今ではもう使われていないネットスラングも多くありますが、「ググる」を始めとした汎用性の高い言葉は、今でもSNSなどで見かけることができます。
「ググる」の発祥
ネットスラングは日本語だし、発祥も日本?と思いきや、実は違います。発祥は実は英語圏で、海外で浸透していたGoogleを動詞として使う「Google it!(ググれ!)」という言い回しが使われるようになりました。そこから日本にも広まって普及し、現在に至ります。
「ググる」を作ったのも創始者!?
使われるようになった経緯は前述した通りですが、Google社の創設者であるラリー・ペイジが、Googleが立ち上がる前から「Have fun and keep googling!」という風に、Googleを動詞としてすでに使っていて、ここから広まったとも言われています。
「ググる」の類義語
Googleにかけて「ググる」というなら、他の検索エンジンはないの?と思われるかもしれませんが、実はちゃんと存在します。他の検索エンジンとして有名なものといえば、Yahoo!(ヤフー)やBing(ビング)ですが、
- Yahoo! → ヤフる
- Bing → ビングる
という言葉はそれぞれ存在します!「ヤフる」に関しては1時期使われていたこともあったようです。しかし、Googleが検索エンジンとして急激に広まったことから、次第に検索することを総称して「ググる」と言われるようになりました。
「ググる」と「ヤフる」は同じ!?
前述した通り、1時期「ヤフる」という言葉は使われていました。ではなぜ使われなくなったのか。
理由を完全に特定することはできませんが、皆様はYahoo!とGoogleが同じ結果を出す、ということをご存知でしょうか。(2018年11月現在)いつもはYahoo!を使っていて、スマートフォンはGoogleで検索、という方も、検索するときは違和感なく使えているな〜、なんて思うことはないでしょうか。
実は、Yahoo!は2011年から、Googleの検索技術を利用するようになったため、独自のサービスを除き基本的な検索結果はほぼ同じになっています。そのため、「ヤフっ」ているつもりでも、実は「ググる」のと結果はあまり変わらないのです。
「ググる」の使い方
では、「ググる」は実際にはどのように使われているのでしょうか。よく見かける使い方としては
- わからないことがあったら一回ググってみて!
- ググったら結構ヒットした(見つかった)。
- そのくらい自分でググれ!
このように普通の動詞として使うことが多いです。また、ネットスラングとして使う場合に、その子音をとって「ggrks(ググれカス)」という罵倒の言葉もあります。
まとめ
今回は「ググる」について取り上げました。普段使っている言葉の中にも、「ネットスラング」は数多く存在します。ぜひ、これを機にどんな言葉があるか「ググっ」てみてはいかがでしょうか。