「嗜好」とは?意味や使い方をご紹介

「嗜好」(しこう)は、漢字も読み方も難しい言葉ですが、「嗜好品」は、見聞きすることの多い言葉ではないでしょうか。ですが、意味を問われると、ぴったりの答えがすぐ出てきづらくもあります。今回は、「嗜好」の意味を、類語なども交えながらご紹介します。

目次

  1. 「嗜好」とは?
  2. 「嗜好」の使い方
  3. 「嗜好」の類語
  4. 嗜好品とは?
  5. 「嗜好性」とは?
  6. 「嗜好」まとめ

「嗜好」とは?

嗜好(しこう)とは、つねにその物事を好み、親しむこと。簡単にいえば、各人の好み、という意味です。さまざまな事物を対象としますが、わけても飲食物についての好みに対して使われる言葉です。

また、趣味という意味もありますし、音楽、芸術、ファッションなどの好みにおいても、嗜好という言葉で表現されることは少なくありません。

「嗜」と「好」の文字の意味

「嗜」は、訓読みでは「たしな(む)」と読みます。親しみ好む・好んで食べる・好んで飲む、という意味をもつ漢字です。

一方、「好」は、「す(く)」「この(む)」などと読まれることからわかる通り、好き・好むという意味です。

「嗜好」という言葉は、この二つの漢字が合わさって「つねにその物事を好み、親しむこと」を指しています。

「嗜好」の使い方

(A男)

考えてみると、自分の食べ物の嗜好は、5才くらいの時から変わっていないんだよ。

(B子)

あなたは甘いものに目がないものね。私もそうなの。甘党っていう嗜好は、私たち同じよね。

(C男)

君たちは、会えばそうやって食べ物の話ばかりしているよね。僕は、好きなことさえしていれば、食べ物なんてどうでもいいんだ。君たちと僕の嗜好は、かなり違うっていうわけだ。

「嗜好」の類語

  • 好み:性に合うこと、良いと感じること
  • 愛好:対象を愛し、好み楽しむこと
  • 好尚(こうしょう):好きこのむこと
  • 趣味:人が、好みに応じて習慣的に行い楽しむ行為

嗜好品とは?

「嗜好品」の意味

嗜好品とは、栄養の摂取を主要目的とせず、好みによって楽しむ飲食物などのことです。多くの場合、嗜好品は独特の味や香り、歯ごたえを持つので、人によってはそれが「クセ」になります。それゆえに、生命の維持に関係なくても、快感を得るために摂取するのです。

「栄養摂取を主目的としない」とご説明しましたが、栄養学の発展に伴い、嗜好品に含まれる香り成分や辛味成分などに健康に役立つ物質が発見されて話題になることもあります。

相反することを言うようですが、「栄養が無い」ことは、嗜好品の定義には関わりがなくなっていくのかもしれません。

代表的な嗜好品

  • 酒類(ビール、ウイスキー、ワイン、焼酎など全般)
  • 茶類(コーヒー、紅茶、煎茶、ココアなど全般)
  • 清涼飲料水(コーラ、ジュースなど全般)
  • 菓子類全般
  • ガム、噛みタバコなどの噛み料(噛んで味わうもの)
  • タバコなどの嗅ぎ料(嗅いで楽しむもの)

「嗜好性」とは?

「嗜好性」の意味

嗜好性とは、人や動物が、主として食べ物において、対象を好む度合いの指標です。食べ物の好みは、生物の種類毎の栄養をとるための習性だけでなく、個々の五感や感受性、生育環境や社会的環境によっても左右されると言われています。

人間の場合

人間の場合、たとえば、両親が甘党であれば、子供の好みもそれに感化されることがままあります。また、ストレスの多い職場では、甘いものや酒類、タバコなどを欲するようになることもあるでしょう。個々の飲食への嗜好性は、環境などによって変化する場合も多いといえます。

動物の場合

動物の食の嗜好性をビジネスに反映させるために研究しているのは、ぺットフード業界です。犬や猫などペット動物の嗜好性を研究し、新たな商品の開発にしのぎを削っています。

「嗜好」まとめ

嗜好のおもむくままに楽しめる生活は、文化的な幸せの指標ともいえます。生きるのに精一杯の経済状態では、プラスアルファの楽しみに多くの投資はできないからです。

とはいえ、嗜好品、わけても酒、タバコなど依存性の強いものは、徐々に摂取量が増えてしまうことがあります。そうなると、健康被害などの問題を抱えることにもなりかねません。嗜好品は、心を癒したり、生活に潤いをもたらす程度に、うまく取り入れたいものですね。


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