「時点」とは?意味や使い方をご紹介

「今の時点で」「昨日の時点で」など、日常生活でもよく使われる「時点」ですが、一体どのような意味で使われているかご存知でしょうか。「時点」とは漢字の通り、時の一点をさし、時刻や日時などを表すのに使われます。こちらでは「時点」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「時点」:意味
  2. 「時点」:使い方
  3. 「時点」と「現在」

「時点」:意味

「時点」とは、「今の時点では」「現時点」などといった形で用いられ、「時の流れの上で、ある一点やある時期」を意味します。

例えば、「今」という一点、「昨日の午後2時」という一点、「明日の朝」という一点という風に、時間軸の中のある一点の時刻や日付などを表します。

「時点」:使い方

  • 昨日の時点ではここに置いてあったのですが、今はわかりません。
  • 現時点では予約は埋まっています。
  • 午後3時の時点で、すでに観覧の応募者は1万人を超えている。
  • その時点では、結果がどうなるかは誰もわからなかった。

「時点」と「現在」

「現在」は物事の変化する状態をその時点で区切ってとらえたことを示し、時を表す語の下に用いられます。ある一点をとらえる意味においては、時点と同じニュアンスをもちます。

変動するものをある時点で記述する際に用いられ、資料などに記載する場合にその時点を表す表記として使われることもあります。(例:10月末現在の調査結果)

また、ニュースや天気予報においては、データの時刻を表す場合には過去であっても「現在」という言葉を使うのが、本来の正しい使い方だったようです。ただし昨今は、過去の場合は「時点」を使うことも多くなっているようです。

使い方

「現在」は過去、現在には使えますが、未来には使えません。

  • :明日の4時現在では生徒達は下校しているでしょう。(未来)
  • 正:4時現在、気温は26度です。(現在)
  • 正:昨日の4時現在、気温は25度です。(過去)

一方で、「時点」は過去、現在、未来で使うことができます。
  • 正:明日の4時の時点では生徒達は下校しているでしょう。(未来)
  • 正:4時の時点では、気温は26度です。(現在)
  • 正:昨日の4時の時点では、気温は26度でした。(過去)


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