「グロ中尉」とは？意味や使い方をご紹介

「グロ中尉」とは「グロ注意」の変換ミスから生まれた言葉です。「グロテスクな画像（もしくは動画）が貼られているから注意してください」という趣旨の、注意喚起コメントです。

「グロテスク」とは、「異様で気味の悪いさま」、「不快になるほど異常なさま」を意味する語で、「グロ」や「グロい」などと表現されることもあります。

どこまでを「グロテスク」と判断するかは個人差がありますが、一般的には以下のようなものが該当しやすいようです。

• 流血・臓器・肉体の断面など人体および怪我や欠損に関わるもの
• 排泄や嘔吐など汚物に関わるもの
• 一部の虫や爬虫類など

インターネット掲示板では、悪意のあるユーザーがグロテスクな内容の画像や映像のリンクを掲示板スレッドに書き込むことがあります。

このとき、誤ってリンクを踏んでしまうユーザーを減らすために、良心的なユーザーは注意喚起として「グロ中尉」と書き込み、被害を最小限に抑えようとするのです。

なお以下のような「グロ中尉」というAA（アスキーアート）も存在します。コメントではなく、こちらのAAを貼り付けることで注意を促すケースもあります。

「グロ中尉」はインターネット掲示板においてグロテスクな画像リンクなどを見つけた時に、注意を促す意図で使います。

被害を最小限にするためにも、グロ画像を見つけたらなるべく早く「グロ中尉」コメントもしくはAAを貼り付けると良いでしょう。

なお、グロ中尉コメントはネタ的に使われることもあります。たとえばゲームなどで資金や資源がゼロになった状態の画像を貼り付けて「（資源・資金が）グロ中尉」と書き込むケースです。

実際には言葉通り否応なく生理的嫌悪感・不快感を催すような画像ではないのですが、「（見る人が見れば）そのくらい酷い画像」という意味で「グロ中尉」と書き込むわけです。

「グロ中尉」のAAの元ネタはアメリカ軍人の「トーマス・グロ中尉」という架空の人物です。ネット上では「トーマス・グロ中尉」の詳細な経歴が作成されています。

そのリアリティの高さから実在する人物と勘違いされる方もいますが、あくまで架空の人物ですので気をつけましょう。

ネット上では「グロ中尉」のような架空の偉人たちが数多く作られています。有名なのが以下の（架空の）偉人たちです。

• ググレカス
• ウプレカス
• ジップ・デークレイ
• ショー・ボーン
• テラワ＝ロス