「さいてょ」の意味とは?由来や元ネタを含めてご紹介

「さいてょ」とは日本ハムファイターズに所属するプロ野球選手の、斎藤佑樹を指すインターネット上のスラングです。齊藤選手といえば、かつて甲子園を沸かせたハンカチ王子です。しかしなぜ「さいてょ」と呼ばれるのでしょうか。ここでは由来や元ネタをご紹介します。

目次

  1. 「さいてょ」とは
  2. 「さいてょ」の由来
  3. 「なんJ民」とは?
  4. 「カイエン青山」と呼ばれることも
  5. 「さいてょ」が人気の理由

「さいてょ」とは

「さいてょ」とは日本ハムファイターズに所属するプロ野球選手の、斎藤佑樹選手を指すインターネット上のスラングです。

「さいてょ」の由来

斎藤佑樹選手が「さいてょ」と呼ばれるようになったのには、こんなきっかけがあります。2011年3月に行われた日本ハム対阪神タイガースの試合時、齊藤祐樹選手のファンである女性が観客席で「SAITHO」と応援フラッグを掲げていたのがカメラに収められました。齊藤はローマ字表記すると「SAITOH」となりますが、まさか「SAITHO」と書かれるとは誰もが予想せず、中継を見ていた「なんJ民(後述)」を中心としてまたたく間に話題となったのです。「SAITHO」とキーボードで入力すると「さいてょ」となり、このことがきっかけで齊藤選手を指すスラング、蔑称となりました。力の抜けるような語尾がうけたのも理由のひとつでしょう。齊藤選手には複数の蔑称がありますが、「さいてょ」が最も定着しています。

「なんJ民」とは?

「なんJ民」とは、2ちゃんねるの「なんでも実況J板(なんJ)」という板を利用する人たちの通称です。実況板には複数の小カテゴリがあり、そのうちの一つが「なんでも実況J板」です。ここでは主に野球の話題が繰り広げられています。その理由は、同2ちゃんねるには野球の話題を扱う「野球ch」という板がありましたが、過去に厳しい規制がかかったのを機に、それらの住民が「なんでも実況J板」に移住してきたからです。したがって近年では野球の実況がメインであり、「ニキ(阪神タイガースの金本監督が元ネタ)」や「ンゴ(プロ野球選手のドミンゴ・グスマンが元ネタ)」といった野球にまつわる新語を生み出しています。

「カイエン青山」と呼ばれることも

さて、そんな斎藤佑樹選手は「さいてょ」のほかにも「カイエン青山」という蔑称も持っています。これは彼がドキュメンタリー番組に密着された際「カイエンに乗りたい、青山に土地を買いたい」と発言したことがきっかけで名づけられました。

甲子園では延長まで田中将大投手と投げ合い、青いハンカチで汗を拭う姿から圧倒的な人気を得た齊藤選手ですが、プロに入ってからは現在まで目立った戦績を残せていません。かたやライバルの田中選手はメジャーリーグで大活躍。かつては大物投手としてもてはやされた両者に、これほど大きな差がついてしまったのは周囲がみても明らかでしょう。

そんな齊藤選手のファンさえも肩を落としている時期に、高級外車のカイエンに乗りたい、青山に土地を買いたいなどの発言があったので、なんJ民からは「カイエン青山」と呼ばれることもあります。しかし「さいてょ」の方が響きが柔らかいため、こちらを使用することが多いです。

「さいてょ」が人気の理由

年々戦績よりもビッグマウスの印象が強くなっている齊藤選手ですが、彼を嫌っている人はあまりいないようです。「さいてょ」や「カイエン青山」の蔑称も、言葉と行動が大きくかけ離れていることから、からかい半分でつけられたものなのです。大口を叩いたかと思えば実は練習が嫌いであったり、負け越しても自信満々だったりと、子供のように素直な性格が憎めないのかもしれません。

2016年には、とある出版社の社長からポルシェのマカンという車を買ってもらったことが週刊文春によって報じられました。正しく申告すれば脱税にはなりませんが、二軍の練習場に通うために齊藤選手が社長に「おねだり」していたこと明らかとなり、世間に衝撃を与えました。このとき彼が通っていた二軍の練習場が鎌ヶ谷にあったことから、ネット上では「マカン鎌ヶ谷」という新しい蔑称が生まれました。

しかし、このようなことがあっても、齊藤選手は根強い人気を誇っています。それは彼のキャラクターが認められている証拠かもしれません。甲子園を沸かせたように、もういちど輝いてほしいという期待も込められているでしょう。話題性はまだまだ十分、今後の齊藤祐樹選手に注目してみてはいかがでしょうか。

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