「サユリスト」とは?意味や使い方を由来を含めてご紹介

若い方に「サユリスト」の意味を尋ねると、乃木坂46の井上小百合さんのファンのことだと答える方が多いでしょう。でも、実は「サユリスト」は1960年代から使われている言葉なのです。今回は、この「サユリスト」という言葉の意味や由来について解説します。

目次

  1. 「サユリスト」とは
  2. 「サユリスト」の由来
  3. 吉永小百合さんとは
  4. 「サユリスト」の他の意味

「サユリスト」とは

「サユリスト」の意味

「サユリスト」は、「女優の吉永小百合(よしながさゆり)さんのファン」を指す言葉で、1960年代から使われています

また、「サユリスト」は、吉永さん以降にデビューした、他の「さゆり」という名前の有名人のファンを指すときにも使われてきました。「サユリスト」のその他の意味については、追ってご説明します。

「サユリスト」の使い方

  • タレントのタモリさんは、吉永さんを追いかけて早稲田大学第二文学部に入学したほどのサユリストだ。
  • 吉永さんがデビューして60年経った今でも、サユリストは健在だ。

「サユリスト」の由来

「サユリスト」は、吉永小百合さんの下の名前の「小百合(さゆり)」に英語の接尾辞「-ist(イスト)」を組み合わせた造語です。

そのままですと「Sayuri」+「ist」で「サユリイスト」になってしまいますが、連続した母音の「i」は縮約されますので、「サユリスト」となります。

「-ist」は、名詞の後に付いて「~を専門とする人」や「~主義者」という名詞を作る接尾辞ですので、「サユリスト」は、吉永小百合さんの熱心なファン、信奉者ということになります。

吉永小百合さんとは

吉永小百合さんは、日本を代表する大女優です。1950年代から女優、歌手として活躍しており、これまで、数多くの映画やドラマに出演しました。主な出演作品は次の通りです。

  • 映画「愛と死の記録」(1964)
  • 映画「夢千代日記」(1985)
  • 映画「母べえ」(2008)
  • 大河ドラマ「風と雲と虹と」(1976)

吉永さんは、多くの女優賞、国内外の映画賞を受賞しただけでなく、紫綬褒章を受章したり、文化功労者に選出されるなど、その活躍が評価されています。

「サユリスト」の他の意味

「サユリスト」という言葉が作られて以後、「サユリスト」という言葉は、吉永小百合さん以外の有名人のファンを指す言葉としても使われきました。

岩井小百合さんのファン

岩井小百合(いわいさゆり)さんは、1983年に「横浜銀蝿」の妹分としてデビューして一世を風靡したアイドルです。

「サユリスト」は岩井さんのファンの呼び名ですが、特に、デビュー2年目で、ある音楽祭で受賞を逃した後も応援し続けたファンのこと指すそうです。

井上小百合さんのファン

井上小百合(いのうえさゆり)さんは、2011年に女性アイドルグループ「乃木坂46」の1期生としてデビューして以来、同グループのメンバーとして活躍しており、女優としてドラマや舞台にも出演しています。

現在の若い世代が使う「サユリスト」という言葉は、井上小百合さんのファンを指していると言っていいでしょう。


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