「了解 」とは?意味や使い方を「承知」との違いを含めてご紹介

主にビジネスシーンで使うことが多い「了解」という言葉ですが、正しい使い方を知っていますか。日常生活の中でも使える気軽な言葉なので、意識せず使っている人も多いでしょう。今回はそんな「了解」という言葉を、よく間違えられる「承知」との違いを含めて説明します。

目次

  1. 「了解」の意味
  2. 「了解」と「承知」の違い
  3. 「了解」と「承知」の例文
  4. 「了解」と「承知」の英語表現

「了解」の意味

「了解」の意味は、以下の通りです。

  1.  物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。
  2. ディルタイ哲学で、文化的、歴史的なものを生の表現とみなし、その生を追体験によって把握すること。理解。
ビジネスシーンでも日常生活でも、主に1の「理解して承認する」という意味で使われます。

「了解」と「承知」の違い

「了解」と意味が似ていて、よく間違えられるのが、「承知」という言葉です。「承知」の意味は、以下の通りです。

  1. 事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。
  2. 依頼・要求などを聞き入れること。承諾。
  3. 相手の事情などを理解して許すこと。

上記の通り、「了解」と「承認」の意味に大きな違いはありません。違いがあるのは、使う相手です。「了解」は目下の人や同僚に使う言葉で、「承知」は目上の人に使う言葉です。「了解」は「わかった」という言葉の丁寧語ですが、尊敬語・謙譲語ではないため、相手に敬意を示す意味は含まれていません。よって、目上の人に使うべき言葉ではないとされています。
 

「了解」と「承知」の例文

「了解」と「承知」の例文は、以下の2つのシチュエーションの通りです。
 

  • AさんとBさんが同僚の場合
Aさん「この資料、印刷してくれる?」
Bさん「了解。印刷できたら教えるね。」
 
  • Aさんが上司で、Bさんが部下の場合
Aさん「この資料、印刷してくれる?」
Bさん「承知しました。印刷が終わりましたら、ご報告します。」
 

「了解」と「承知」の英語表現

英語には敬語表現がないので、「了解」と「承知」の意味を表す単語・表現は多くあります。その中でもよく使われる英語表現は、以下の通りです。
 

  1. 了解:OK、Sure、No problem
  2. 承知:I understand、I accept 

「了解」は日常生活内でも使えるカジュアルな言葉であるという点は、英語でも同じなので、上記の通り、フランクで簡単な表現になります。一方、「承知」はビジネスシーンで使う言葉なので、日常生活ではなかなか使われない英語表現になります。

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