「キックオフ」とは
「キックオフ」は、サッカーやラグビーなどの試合開始を告げる言葉です。このように、本来は、スポーツの試合開始の言葉として使われていました。しかし、この言葉から転じて、ビジネスのプロジェクトやイベントなどのスタートにおいても、用いられています。
「キックオフ」に限らず、スポーツ用語は、社会やビジネスシーンなどの場面で比喩的な表現としてよく使われます。
「キックオフ」の例文
スポーツの場面やビジネスシーンの場面などの例文を紹介します。
スポーツの場面
- 明日のサッカーの試合は午後6時がキックオフです。試合の応援に遅れないようにしよう。
- サッカー日本代表の試合は間もなくキックオフとなります。会場内は大変盛り上がっています。
- キックオフとともに、相手が攻め込み1点を取られてしまった。
ビジネスでの場面
- このプロジェクトの立ち上げに際して、キックオフミーティングを行います。
- 新しい企画が進行する。明日の午前10時がワーキンググループのキックオフです。
- 11月に新しい施設がオープンします。その前段で、9月にキックオフイベントを行います。
飲み会の場面
- 初めて大学のサークルに参加をした。そのまま、キックオフ飲み会にも参加しました。
- 明日のキックオフミーティングの後に、キックオフ飲み会を予定しています。
- 会議だけでは交流が深められない。今日の飲み会はキックオフだから参加しよう。
「キックオフ」の英語表現
英語表現は、サッカー、フットボールではa kickoff、キックオフするは、kickoffとなります。日本語表現と同様に、サッカーなどのゲーム開始やビジネスにおいて使われています。
- We had a kickoff meeting today. 私たちは、今日キックオフミーティングを行いました。
- kickoff a campaign. キャンペーンをキックオフする。
- the kickoff started the game. キックオフとともに試合は始まった。
試合開始をつげる言葉
スポーツでは、種目によって試合の開始をつげる様々な言葉があります。
- サッカー キックオフ
- ラグビー キックオフ
- 野球 プレーボール
- アメリカフットボール キックオフ
- アイスホッケー フェイスオフ
- バスケットボール ティップオフ
- 卓球 ラブオール
- テニス ザ ベスト オブ ○○セットマッチ ○○サービス トユー プレイ
スポーツ用語が使われる例文
スポーツ用語は、記者会見や談話など様々場面で使われています。特に、野球用語や相撲用語を使った例文はたくさんあります。一方、野球や相撲以外のスポーツ用語が使われることはそれほど多くありません。
野球用語が使われている例文
- ワンポイントリリーフ 党首が交代するが、今回はワンポイントリリーフで彼が党首を務めることになった。
- 続投 今の市長の続投もやむを得ない。
- トップバッター 議会の質問に際して、我が会派のトップバッターとして質問します。
- 代打 町会長が急病のため代打として副町会長が司会進行をします。
- クリーンヒット 本日の予算委員会において議員の質問は的を得たクリーンヒットであった。
相撲用語が使われている例文
- 三役 彼は党の三役である幹事長として重責を果たすことになった。
- 仕切り直し 今回の事案は解決することなく仕切り直しとなった。
- 序の口 こんな暑さはまだまだ序の口だ。
- 土俵際 組合からの要求は期限が迫る中土俵際で決着した。
- 水入り 今国会は議論が白熱し長時間に及んだため水入りとなった。
ラグビー用語が使われている例文
- ノーサイド 市を二分する選挙であった。今後は、ノーサイドの精神で市の発展のために力をあわせよう。
- トライ たいへん難しい課題であるが全員一丸となってトライしてみよう。