「トラップ(trap)」とは?意味や使い方をご紹介

「トラップ(trap)」とは「罠」という意味ですが、そこから派生した様々な意味を持つ言葉でもあります。こちらの記事では「トラップ(trap)」の意味や使い方をご説明するとともに、落とし穴や箱罠など定番のトラップ(trap)もご紹介します。

目次

  1. 「トラップ(trap)」とは?
  2. 「トラップ(trap)」の意味と使い方
  3. 「トラップ(trap)」の種類

「トラップ(trap)」とは?

「トラップ」とは英語の「trap」をカタカナ読みしたものです。日本語としては「罠」としての意味が一般的です。

語源は古英語の「足をつける」などの意味を持つ「træppe」に由来しており、そこから「足をつけた動物を捉える」に転じて、「罠」という意味になったといわれています。

「トラップ(trap)」の意味と使い方

「トラップ(trap)」は、様々な意味を持つ言葉です。ここでは、主な意味とその使い方をご紹介します。

罠としてのトラップ

「トラップ」は罠を意味する言葉です。生物を捕らえるための装置や、人をだましておとしいれる計略のことをいいます。

物理的な罠は狩猟や獣害防止に利用され、動物や害虫などの生物を捕らえることが主な目的とされています。また、戦争において、地雷などのブービートラップなどは対人に使用される罠の一種です。

【使い方】

  • 裏の森に対イノシシ用にトラップを仕掛けた。
  • バレンタインのチョコをもらえて喜んでいたらと男友達が仕掛けたトラップだった。

排水トラップ

排水管をU字やS字に曲げることによって水をため、汚臭や虫やネズミなどの侵入を防ぐための構造のことを「排水トラップ」とよびます。

家庭のシンク下の管を見てみるとぐにゃりと曲がっているものが多いでしょう。ここに水が溜まることによって蓋の役割を果たします。

【使い方】

  • 排水トラップが付いていない洗面所は虫が侵入しやすい。

サッカー用語のトラップ

「トラップ」とはサッカーのボールコントロールの一種です。飛んできたボールを身体で受け止めて、次のプレーにつながるように移動させることをいいます。次の行動をイメージしながら、トラップを行うことで次のプレーの幅を広げることができる重要なボールコントロールです。

【使い方】

  • トラップが上手い選手の真似をして、技術を磨く。

音楽用語のトラップ

「トラップ」とは、音楽のジャンル名で、ハードコア・ヒップホップから派生したヒップホップの1つのことです。トラップという言葉は、「Crack house=コカインの密売所」を意味するヒップホップのスラングに由来しています。

重低音を強調したビートに、独特なバスドラムやスネアドラム、派手な電子音などが使われ、中毒性の高いスタイルで、近年その人気を急速に拡大しています。

【使い方】

  • 最近、クラブミュージックのトラップにハマってる。

IT用語のトラップ

コンピューターのプログラムの実行中に、何かしらの異常が発生した場合に、その状況を処理するための機能を起動する仕組みの事を「トラップ」といいます。実行中のシステムを中断させて、処理を自動的に行うトラブル対策の一つです。

【使い方】

  • トラップによって異常の発生した箇所が分かり、トラブルの原因の手がかりになった。

「トラップ(trap)」の種類

落とし穴

落とし穴は、穴を掘り、それを木の枝や葉などで隠し、穴の上を通ろうとした人や獣を落とそうとする罠のことです。元々は小動物などを捕らえるための狩猟の方法として使われていました。テレビ番組のいたずらなどでも使われている古典的なトラップの一種です。

箱罠

 箱罠は落とし穴と同じく古典的なトラップの一種です。基本的な箱罠は、中に餌などを置いておき、餌につられて中に動物が入り込むと、装置が作動して入口が閉まり、動物を生け捕りにすることができるという仕組みになっています。

捕獲対象ではない動物が入ってしまったり、一体しか捕らえることができないというデメリットもあります。

ハニートラップ

ハニートラップとは甘い罠の意味で、スパイが色仕掛けで異性を誘惑し、情報などを得ようとすることをさします。映画などで女性スパイが機密情報を得る目的で対象に近づいたりする場面がありますが、それをまさにハニートラップといいます。

ハニートラップはスパイ活動に限らす、色仕掛けで異性を罠にかけるという意味で広く使われており、出世のために上司に色仕掛けをすることなどもハニートラップと表現するようです。

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