「才気」の意味や使い方
「才気(さいき)」は、ものごとをすばやく理解し、的確に処理する能力のことです。
- 才気がみなぎる作品
- 目に才気が輝いている
- 才気煥発(さいきかんぱつ。才気がはじけるように表に出る。盛んに現れている。)
- 才気走る(さいきばしる。才気がありありと表れる。さいばしる。)
「才器」との違い
「才器」も同じ「さいき」と読みます。こちらは才能と器量(きりょう。その人が持つ人徳や人柄。世間から受ける評価や地位。)のことで、才能というものは自分のためにしか使わないようでは意味がなく、それを世間の役に立てて初めて意味があるという意味です。
「才気」の類語
「才気」の類語は「才知(さいち)」「才覚(さいかく)」「知力(ちりょく)」です。どれも優れた頭の働きを表します。
「才気」は鋭い頭脳の働き、「才知」は心の働き、「才覚」はひらめきなど、素早い頭の働きを言います。
「才覚」は経済ややりくりなど現実的なことがらに使われる場合が多く、「知力」は体力や意力などに対して、知恵の働きのことを言います。
その他に似た意味合いの言葉は、以下のようなものがあります。
才能
- 才能(さいのう)
- 能力(のうりょく)
- 才(さい)
- 能(のう)
- 才質(さいしつ)
- 才幹(さいかん)
- 英気(えいき)
- 才華(さいか)
- 心魂(こころだましい)
- 才力(さいりょく)
- 才量(さいりょう)
- 器量(きりょう)
- 器(うつわ)
- 才覚(さいかく)
知性
- 知性(ちせい)
- インテリジェンス
- 悟性(ごせい)
- 理性(りせい)
- ロゴス
- 理知(りち。理智)
- 才知(さいち。才智)
- 叡知(えいち。叡智)
- 賢才(けんさい)
- 知恵(ちえ。智慧)
- 知能(ちのう。智能)
- 知能指数(ちのうしすう)
- IQ
- 有能(ゆうのう)
- 偏差値(へんさち)
ひらめき
- 機知(きち。機智)
- ウィット
- エスプリ
- 気転(きてん。機転)
- 機才(きさい)
- 頓知(とんち。頓智)
- 頓知頓才(とんちとんさい)
- 当意即妙(とういそくみょう)
- 知略(ちりゃく。智略)
- 機略(きりゃく)
- 知謀(ちぼう。智謀)
- 気働き
- 機知に富む(きちにとむ)
- 機転が利く(きてんがきく)
- 頓知が利く(とんちがきく)
- 才覚者(さいかくもの)
「才気」の英語
「才気」の英語表現には、以下のようなものがあります。
- resource(機知)
- an ability(能力)
- a talent、a gift(生まれ持った才能)
- quick-witted(才気のある)
- brilliant、extremely clever(才気煥発)
【例文】
- 彼は才気のある男だ…He is a man of keen intelligence./He is a very brilliant man.
- 才知にあふれた人…a person with a penetrating mind
- 才覚のある人…a resourceful person/a quick-witted person
- 才能ある人…an able a talented person/an able a gifted person
- 才能のない人…an ungifted person/a person without talent
- 才能を伸ばす…develop one's talent
- 彼にはこの研究を進める才能がある…He has the ability to carry out this research.
- 彼は生まれながらに才能がある…He is naturally gifted.
- 彼女は音楽に才能を発揮した…She has showed a talent for music.