「誕プレ」の意味とは?
「誕プレ」とは「誕生日プレゼント」を表す略語で、誕生日の「誕」とプレゼントの「プレ」を組み合わせたものです。
この略語は、主に10代から20代前半の若者を中心に2011年あたりから使われ始めたとされています。twitterやLINEといったSNSでは簡潔な表現が好まれる傾向があり、「誕プレ」もそのような表現のひとつとして広まっていったようです。
twitterでは、ハッシュタグ「#誕プレ」の付いたツイートがほぼ毎日のように見られます。
「誕プレ」も用いた例文
- 「誕プレ選ぶの結構めんどくね?」「それなw」
- 「彼氏、誕プレ何くれるかな」「楽しみだよね」
人気の「誕プレ」とは?
価格.comの調査によると、もらってうれしいプレゼントのアンケート結果は以下の通りです(一部抜粋)。
女性→女性 | 女性→男性 | 男性→女性 | |
1位 | スイーツ・お取り寄せ食品 | 洋服・ファッション小物 | アクセサリー |
2位 | 洋服・ファッション小物 | 財布 | 花 |
3位 | インテリア・雑貨 | 腕時計 | 洋服・ファッション小物 |
いずれのカテゴリーでも「洋服・ファッション小物」がランクインしているのが特徴です。やはり、プレゼントにはふだん身につけるものが喜ばれやすいのでしょう。
また、女性同士で贈り合う場合、スイーツが第1位にランクインしているのが印象的です。なお、日本では男性同士で誕プレを贈り合う習慣があまりないため、ランキングの集計はありません。
「誕プレ」の予算とは?
では、気になる誕プレの予算はどうなっているのでしょうか。こちらは、イイハナ・ドットコムの調査結果で確認していきましょう。
友人への誕プレ
友人への誕プレ予算は、2,000円~5,000円と回答した人が全体の56%で、2,000円未満と回答した38%と合わせると、実に94%にのぼります。「相手が恐縮しない」「お返しに困らない」程度の予算がこのぐらいだと言えそうです。
彼氏への誕プレ
彼氏への誕プレは、8,000円~15,000円の予算で考えている人が一番多く、全体の39%でした。続いて、5,000円~8,000円と15,000円以上が同数で、それぞれ20%が占めています。
このことから、おおよそ10,000円を目安に彼氏へのプレゼントを選んでいると言えそうです。
彼女への誕プレ
彼女への誕プレ予算でいちばん多かったのが、8,000円~15,000円です。そして、こちらも前後の価格帯がそれぞれ2位と3位を占めています。
傾向としては彼氏への誕プレと似ていますが、プレゼントの内容は「アクセサリー」が圧倒的に多いようです。
「誕プレ」にまつわる悩みとは?
贈られるとうれしい「誕プレ」ですが、意外にもそこには悩みもつきまといます。それは、贈られたらお返しが必要だということです。
何を当り前のことをと思われるかもしれませんが、中高生にとっては切実な問題となっています。というのも、もらう相手(=送り返す相手)の人数がとても多いからです。
中高生の誕プレ事情
もちろん、誕プレを送るには幾ばくかの予算が必要になります。これが、1~2人ならば大した金額にはならないでしょう。しかし、これが10~20人ともなると、けっしてバカにできない額になってしまいます。
たとえば、1年間にクラスの仲間20人から誕プレをもらったとしましょう。すると、当然その20人の誕生日にはお返しを送らなければなりません。
仮に1人あたり1,000円の予算だとすると、年間で20,000円もの出費です。アルバイトをして稼いでいるのならともかく、お小遣いだけでやりくりするとするのはかなり大変なことなのではないでしょうか。
では、中高生はどうしているのか?
もちろん、全員に何千円もの予算をかけていたのでは、お小遣いがいくらあっても足りません。それは、お返しをくれる相手も同様です。
そこで、中高生は数百円程度のものを贈り合うことで予算をやりくりしているようです。ちょっとしたお菓子や入浴剤ならば、あまりお財布に負担をかけずに済みそうですね。